一般的に歯を失う原因は、齲蝕(むし歯)や歯周病(歯槽膿漏)が多いのですが、外傷によって、人によっては先天的に歯が無い場合もあります。インプラント治療とは、歯を失ってしまった歯が無い部位(歯肉部分)の顎の骨に、歯槽骨との親和性に優れたチタン製の小さな人工歯根[=インプラント]を埋め込んで強固な土台を築き、この上にセラミックなどの人工の歯を装着する『最も合理的に歯を再生できる治療方法』です。インプラント治療は1本の歯がなくなった場合から全部の歯がなくなった場合まで、幅広く適用できる治療方法です。
インプラントは古くから研究が重ねられ、現在の材質や形、手術法が開発されました。当院ではPOIインプラントを使用しております。POIインプラントは、日本のインプラントの中で最も歴史があり、日本人の顎の大きさ、骨の形状を考慮した上で開発されたものですので、安心してインプラントの治療を受けて頂けます。
インプラント治療に成功すれば違和感なく噛めるようになりますが、トラブルを起こすケースや患者さまの症状、お口の中の状態により治療を出来ない場合もあります。また、インプラントを維持して行く上で、ご自身でのプラークコントロールや歯科医院での定期検診はとても重要です。お口の衛生状態を綺麗に保てない方にはお勧めできません。気になる事がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
当院のインプラント治療に対する考え方
患者さまに少しでも安心して治療を受けていただくために、当院では新たに6つの新基準を設けました。いずれも国内では最高ランクの安心基準です。
1.オペ室完備(口腔外バキューム、無影燈、ビジュアルマックス、動線確保の可能な広い個室、体に負担の少ないソファー)2.徹底した滅菌、衛生管理3.最新設備完備(歯科用CTなども含む。血圧、酸素血中濃度管理も可能。体に疾患をお持ちの患者さまには心強いです。)4.経験豊富なドクターと様々な症例に応じた対応(担当制)5.より自然な人工歯を選択できる(歯科技工士の存在と、歯科技工士によるこだわりのシェードテイキング)6.患者さまに合った安心安全なインプラント体の使用
歯を失った時の治療には、インプラントの他に、クラウンブリッジ、義歯などがありますが、インプラント治療は外科手術のため、術前にCTによる正確で精密な検査と綿密な診査診断が不可欠です。