2016年4月 6日

3Mix法とドッグスベストとの違い

・3Mixは物性がない(固くない)⇒ 固くない物を詰めて大丈夫なの?
・3Mixは抗菌力の維持がない⇒3Mixは作成してから翌日には効力が無くなります。
・3Mixはアレルギーがあり得る⇒ 問診内容に問題がある「膣トリコモナスの薬でアレルギーはありますか?」
・3Mixは作成と管理が非常に厳密で難しい

3Mixとは、抗菌剤(アスゾール、ミノマイシン、シプロキサン)を混ぜ、グリセリンで割りペースト状で使用します。 抗菌力は残念ながら維持できません。また抗生物質のアレルギーの問題もあります。3Mixは薬の調合と管理が非常に厳密なペーストタイプのお薬です。ドックスベストセメントは操作も管理も簡単なので治療の時間の負担も軽減されます。そしてその抗菌力は半永続的です。セメントタイプですので固さがあり、治療法もシンプルです。

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神経を取らない治療法【ドッグスベストセメント】

むし歯治療というと、削られて、ときに痛い麻酔の注射をする......イヤなイメージしかないですよね?誰だって痛い思いはしたくないと思います。そこで、当院がむし歯治療に採り入れている方法が「ドックスベストセメント法」。できるだけ歯を削らず、「ドックスベストセメント」というお薬を用いてむし歯菌を除菌し、むし歯を治します。

夢のセメントといわれる「ドッグスベストセメント」

ドッグスベストセメント

ドックスベストセメント(Doc's Best Cements)とは、アメリカで開発された、今までのむし歯菌を削って治すという発想とは全く違う、"むし歯菌を削らないでミネラルで殺菌する" という画期的な治療法です。ドックスベストセメントは、アメリカ最大の歯科関連団体であるADA(アメリカ歯科医師会)において安全な薬剤として許可を受け、アメリカでは一般的に用いられている製品です。

次世代のセメントシステム
むし歯を完全に取り除かずに、そして歯髄(歯の神経)を取らない治療法です。なかもずデンタルスタジオではドックスベストセメントをご選択いただけます。

むし歯で痛みが出た時は、ほとんどの場合で歯髄(歯の神経)までむし歯が達しています。通常の保険の治療では「むし歯部分を完全に除去」することが基本です。そして、むし歯部分(軟化象牙質)を除去して歯髄に達していたら「歯髄を取る」という治療になることがほとんどです。そこで、むし歯をほとんど残したまま、むし歯治療を終了できる、最短 1回の「夢の治療」がドックスベストセメントです。このドックスベストセメントは軟化象牙質(むし歯の部分)をほとんど取り除かず、むし歯を残したまま処置します。軟化象牙質はドックスベストセメントの力で無菌化され石灰化し治癒します。むし歯の部分が健康な歯質に変化し、刺激も少なく歯髄を保存します。

●初期のむし歯
削る量が少ないので、そのまま詰め物をします。ドックスベストセメントを使用する必要はありません。

●少し進んだむし歯ドッグスベストセメント
通常なら、むし歯の部分をすべて取るため大きく歯を削ります。しかしドックスベストセメントを使用することで、むし歯菌の部分をほとんど削り取る必要性はないので、大事な歯を、極力削らないで処置することができます。また、神経の上の自分の歯をほとんど削らないので、歯がしみにくいというメリットがあります。

●神経まで達する深いむし歯の場合
⇒通常の治療では・・・
ドッグスベストセメント歯の中にある神経をすべて取って、取った後の部分に神経の代わりになるゴムの詰め物をします。通常の治療においても、細心の注意を払ってしっかりと治療していきます(保険治療となります)。

⇒ドックスベストセメントでは・・・
ドッグスベストセメントむし歯菌の感染部分を全部取ってしまうと神経が出てしまうので、神経まで達しているむし歯の部分を除去せずに、ミネラルでむし歯を殺菌します。むし歯菌を殺す特殊なドックスベストセメントを使用し、歯の中にむし歯菌があった箇所が残りますが、むし歯菌はドックスベストセメントで死んでいるので、しっかり密封すれば、そのまま大きくなっていくことはありません。ドックスベストセメントは、まだ保険治療でできる方法として認められていないので、この方法は自費治療となります。また、ドッグスベストの治療をした場合は、上に被せる冠や詰め物も自費扱いとなります。

<ドックスベストセメントのメリット>
・神経を取らなくてはならない大きなむし歯の神経を取らないで済ませることができる
・神経に達していない中等度のむし歯の場合でもむし歯菌を削り取らないので、大切な歯を削る量が非常に少なくて済む
・特にお子様の若い永久歯のむし歯には最適な治療方法
・治療回数が少ない(通常2~3回)
・一つ軽い治療になるので、一般に歯の寿命が延びる
 (もし、治療後痛みが生じた時には、その時に通常の神経を取る治療ができる)
・薬ではないので、お薬にアレルギーのある方にも安心して使用できる
・ドックスベストセメントをいれた部分は、永続的な殺菌効果が期待できる
・ドックスベストセメント使用によりむし歯菌により感染した歯質をすべて削除することなく、むし歯菌を殺菌することできる
・また、感染した歯質(軟らかい)は数ヶ月から数年で健康な歯質(硬い)に変化
・歯髄(歯の神経)の保護、保存が可能
・最低限の歯質の削除ですむため、治療中の痛みがほとんどない(ただし、元々治療がされている歯、銀歯などは別)

<ドックスベストセメントのデメリット>
・日本では、まだ保険治療として認可されていないので、自費治療となる
・むし歯菌に罹患している部位や量、状態等によっては、この治療が出来ないケースもある
 例)ズキズキと痛みがある場合など...
・歯の中のむし歯菌は治療できる、むし歯にならない歯にする訳ではない

ドックスベストセメントの説明

アメリカ合衆国で公的機関の厳しい検査をクリアし認可を受け、商品化されたお薬。抗生物質などとは異なり、人間の血液中に含まれる銅イオンを主成分とし、さまざまなミネラルからつくられているため安全です。

また、薬剤耐性菌をつくる心配もありません。アレルギー検査では、歯科で用いられるセメントなどの薬剤の中でもっともアレルギー性がないというデータも報告されています。子どもからお年寄りまで安心してお使いいただけます。
さらに、半永久的にむし歯菌に対して殺菌成分を出し続けるため、むし歯を治すだけでなく、再発を予防してくれる効果もあります。

ドッグスベストセメント
むし歯をある程度取ります。歯の神経から2mmまでのむし歯はわざと残します。

ドッグスベストセメント
3Mixという特別な薬剤を詰めて、むし歯菌を1週間除菌します。

ドッグスベストセメント
症状確認後、むし歯の上を覆うように、ドックスベストセメントを詰めます。むし歯菌は無菌化され、むし歯が進行することはなくなります。1~2年でむし歯は硬くなり、自然治癒します。好きな詰め物、かぶせ物を入れて治療は終了です。

注意事項
・すでに強い痛みのある大きなむし歯には適応できません。
・通常の治療より神経を保存できる可能性は高いですが、経過によっては後日神経を取る必要があるケースもあります。
・ドックスベストセメント法は国内においては保険がきかず、適応症やお薬の詰め方が難しいうえに特殊なトレーニングや熟練のテクニック・経験が必要なため、まだまだ採用している医院はごくわずか。

※歯を削らないことは痛くないだけでなく、歯の寿命を延ばします。「生涯にわたって自分の歯を維持していたい」という方におススメします。

ドックスベストセメント(Doc's Best Cement)て何?
ドックスベストは、2002年にアメリカのティモン・フレーザー氏が開発。このセメントは画期的な抗菌物質により、むし歯菌(ミュータンス菌、乳酸桿菌)を12ヶ月に渡り殺菌効果があることです。成分に銅、亜鉛、リン、鉄、アルミ、酸化チタンなどが含まれています。殺菌作用の主となる銅、他のミネララルはむし歯で感染した歯質の再生に使われます。銅は昔から殺菌法のひとつとして幅広く用い、そして微量でも殺菌力が強いことが知られています。触媒によりイオン化した銅は細菌の細胞壁に吸着浸透し細菌の生命活動を阻害し死滅させる働きがあります。

【新しい治療方法】
ドッグスベストセメント
治療前のレントゲン写真
右側の歯の黒いところが神経にまで達するほどのむし歯です。

ドッグスベストセメント
治療前のむし歯の状態

ドッグスベストセメント
むし歯を必要最低限削除しむし歯を約3mm残し、ドックスベストを塗布した状態です。

ドッグスベストセメント
ドックスベストをさらに積層します。

ドッグスベストセメント
ハイブリットレジン(グラディア)にて歯の形態に修復します。

ドッグスベストセメント
治療後のレントゲン写真
歯の神経は取らずに白いところが治療したところです。

【適応症例】
1. 慢性的なむし歯(C2~C3)
2. 少ししみる程度で、強い痛みが無いこと
3. 噛んだりしても痛みがない
4. 熱いものにはしみない
5. 歯の神経が死んでいない歯牙

残念ですが、すべてのむし歯に適応できるわけではありません。そして、金属が入っている歯牙、以前に治療をしている歯牙なども治療可能ですが、初めてむし歯の治療する歯牙の方が、本来のドッグスベストの特性をより生かせると思います。

これからのむし歯治療について
神経を取った歯は弱くなるだけでなく、痛みを感じなくなるため、再発の際に悪化するまで気づかなくなることも少なくありません。そして、なにより注意したいところは「破折する可能性」が高くなります。

こうした、通常の完全除去という選択肢以外に「ドッグスベスト(Doc's Best Cement)」という選択肢があることを知っていてほしいと思います。

「夢のセメント」ともいわれる所以は、完全にむし歯部分(軟化象牙質)を除去しないことにあります。ドッグスベストは、軟化象牙質が残っていた方が都合がよく、軟化象牙質はドックスベストセメント(Doc's Best Cement)の力で無菌化され、石灰化し治癒します。削らない=麻酔をしなくても済む=神経を残せる=歯をできるだけ長く持たせる というところから、「夢の治療」といわれています。

ドックスベストセメントの費用

ドックスベストセメントによる治療は自費治療です。

【治療にかかる費用】むし歯菌の部分処置・・・・5,000円+消費税

※むし歯部分の処置後、冠を入れたり詰め物をしたりする場合、自費治療となります。この場合の費用の考慮も必要です。

自費治療の被せ物、詰め物についてはこちらのページをご参照ください。

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抜髄治療・感染根管治療

抜髄は、神経が炎症をおこして生きている状況で麻酔をして神経を取ること。歯髄をとってしまう治療です。現在は局所麻酔によって痛みを止めておいて行う方法(麻酔抜髄)が主流ですが、以前は失活剤(いわゆる神経を殺す薬)によって歯髄の活性を徐々になくして行っていました(失活抜髄)。むし歯が深くなり歯髄に達してしまい、抜髄しなければ痛みが止められない場合に抜髄することが多いのですが、打撲や歯牙の破折により歯髄が断裂したり、感染した場合にも抜髄をします。

歯の根元にむし歯ができた場合、保険でのむし歯治療方法をご存知ですか?
従来のむし歯治療

今までのむし歯治療はむし歯菌によって感染が疑われた歯質をすべて取り除く外科的な治療方法が主でした。そのため、大きなむし歯は治療中に神経までむし歯が到達していれば歯の神経を取り除くことになります。神経を取ってしまった歯は弱くなり、むし歯になりやすく、再治療を繰り返すことにより最終的に抜歯となることも少なくありません。これは、歯にはほとんど再生力はなく、失われた歯質は再生しない特性があるためです。また、金属にて修復するためにさらに健康な歯質を削らなくてはいけないという矛盾もあります。

抜髄治療の流れ
抜髄治療の流れむし歯をデンタルレントゲンで確認  
← 黒くなっているところがむし歯。内部深くまでむし歯が進行し、溶けているのがわかります。           

歯の神経は根管という根の穴の中に、鉛筆の芯のように入っています。抜髄治療は、この神経を、リーマーやファイルという器具で、根管の大きさを広げながら、丁寧に取っていきます。

抜髄治療の流れ

従来の保険の治療
通常、神経までむし歯が達する、もしくはギリギリの場合は、保険治療だと根管治療で歯の中の神経を取ります。(神経の無い歯は、もろくなります。)

抜髄治療の流れ歯髄を取った歯の寿命は半分といわれています。

歯髄を取ると歯の中に血流がなくなるので、根のない枯れた木のような状態になります。さらに根に病巣をつくる場合があり、なにより折れやすくなります。ですので歯の神経を取るのが遅くなるほど歯の寿命がのびます。

抜髄処置
抜髄処置1.むし歯が歯髄に達しているので、まず麻酔の注射をします。2.むし歯を削り取って歯髄を露出します。3.リーマを歯髄に挿入し、根尖までの長さを電気的に測定します。4.リーマやファイルを使って歯髄を除去し、根管壁をなめらかにします。5.根管内を消毒液で消毒します。6.根管内に薬剤を貼付、仮蓋をして数日あいだをあけます。症状により何回か行うことがあります。7.症状がなくなれば、再感染を防ぐため根管充填。根管内にゴムのような薬剤(ガタパーチャーポイント)を詰めます。8.根尖まできっちり根管充填されたか確認のためレントゲンを撮ります。しばらく鈍痛が続くこともあります。


根管治療(薬を入れて痛みが出ないように、また歯の中に神経が残らないようきれいにする)
歯髄は1回で完全に取れるものではないので、何度かに分けてむし歯菌に侵された歯の内部の消毒をします。歯の内部は抜髄をする前(歯髄の壊死を除く)まで、歯髄の中を通る血液によって、24時間年中無休で消毒されていますが、抜髄後は自浄作用がなくなるので、歯科医による消毒が必要です。数回の消毒作業と次回の治療までの間、歯を清潔に保つために歯の内部に薬を入れます。薬の効力がある期間は限られていて、薬の効力が無くなると、逆に歯の内部が細菌の住みかになってしまい、治療前以上に状態が悪化することもあるので、この時期はきちんと定期的に通院頂くことが大切です。

根管充填
神経をとった後、歯の中(神経があった部分)が綺麗になっているか、痛みはないか、出血などがないかを確認した後に(神経を取った部分は大きな穴が開くので)その部分にガッタパーチャポイントというゴムのような薬を根の先まで隙間が空かないようにしっかりとつめます。

根管充填
根充後は必ずレントゲンを撮り、きちんと詰まっているかの確認をします。

●根管充填後の処置
1.コアをたてる
2.コアにクラウン(歯冠)を装着

根幹治療から根幹充填においては、患者様の歯の状態にもよりますが、基本的に何度か治療に通っていただかなければなりません。また、仮歯やコア、クラウンをつくるために印象を採るという作業があります。

歯の本体には、歯根の先端部分から、痛みを感じる知覚神経だけでなく、栄養補給や細菌を退治する役目などがある血液も一緒に通っています。

<抜髄のメリット>
・苦痛(痛み)の排除と歯周組織への炎症拡延の防止

※症状があるにもかかわらず放置すると顎全体が腫れたり、知らない内に神経が死んでしまって歯の根の先で骨を溶かしてしまう可能性もあります。

<抜髄のデメリット>
・治療してしまうと、その歯の神経はなくなり、再生しない。
・抜髄は、知覚神経ばかりでなく血管も同時に取るので、歯は圧倒的にもろくなる
・神経を取ってしまうと、むし歯になっても痛みを感じなくなるので、定期的なメンテナンスが必要になる

※歯の周りの神経が噛むという感じを受け取るために、歯の神経がなくても物を咬む感覚は同じです。

感染根管治療

感染根管治療は、すでに神経が死んでしまっていて、根元の先に炎症をお越してある治療、未処置、処置済含めたもの。根管は1本の管で単純形態をしているものから、枝分かれしていたり、2本の管が先端部で合流していたりと複雑な形態をしているため治療技術と経験を要します。近年マイクロスコープの登場で根管内を拡大してみることができるようになり、感染源を目で見ながら直接除去できるようになり根管治療の予知性が上がりました。当院でも採用しています。感染源の除去と根管の密閉、この2つができて感染根管治療の永続的な成功が得られます。

感染根管治療の流れ
感染根管治療の流れ

2つの感染根管治療のポイント
1.管内の感染源を除去すること
腫れや痛み、膿がでるなどの症状が消失。

2.根管内を密閉すること
これができないと、再度根管内は感染して再び感染根管になり、腫れや痛み、膿がでるなどの症状が再発する。

感染根管
【原因】根管治療をご自身の意志で途中中止したり、根管治療後の補綴処置(クラウンなどのかぶせ物)が不良だと、根管内に細菌が感染して(感染根管)歯根の先の歯周組織に炎症がおきます。

【症状】炎症が起きると硬いものを噛むと痛む、歯が浮いた感じがする、歯肉を押すと痛む、歯肉の下の方が腫れる、歯肉の下のほうから膿がでる、など。

【治療】原因は根管の感染なので治療としては感染している歯質を針のような道具(ファイル)で削り取って行きます。そしてその後に根管が再度感染を起こさないように、密閉する薬をつめます。これらの治療を感染根管治療といいます。

感染根管治療が可能な歯
感染根管治療歯の根(根管)の病気が骨の中で留まっている場合
歯の根の中(根管内)が感染して、歯の根の先に病気が出来たとき、感染から時間が経ってなく、病気の大きさもそれほど大きくない場合には、病気が骨の中だけに留まっていることがあります。この場合には、病気の原因が、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)だけなので、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、根の先の病気が完治する可能性も高くなります。

感染根管治療歯の根(根管)に穴があいているが、そこからの病気が骨の中で留まっている場合
歯の根の中(根管内)に、なんらかの原因で穴が開いてしまうと、そこから感染が起こり、その穴を中心にして、周囲の骨が溶けはじめます。この場合も感染から時間が経っておらず、病気の大きさもそれほど大きくない場合には、病気が骨の中だけに留まっていることがあります。病気の原因は、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)の穴の部分なので、穴をふさぎ、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、完治する可能性 が高くなります。

感染根管治療歯の根(根管)の病気が骨 を溶かして、歯茎に膿の出口が出来た場合
歯の根の中(根管内)が感染して、歯の根の先に病気が出来たとき、感染から時間が経っていて、病気の大きさが大きくなった場合に、病気が骨 を溶かして、歯茎に膿の出口 が出来る場合があります。病気の原因は、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)だけですので、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、根の先の病気が完治する可能性が高くなります。

感染根管治療婁孔(フィステル)
根尖に膿瘍を作った時、膿(内容物)が排出路を求めて歯槽骨、歯肉を突き破り出てきた出口の事。内容物がたまってくると膨らんできてやがてつぶれて膿が出て(自壊排膿)小さくなります。すると穴がふさがってまた溜まりはじめ膨れてきてつぶれることを繰り返します。根管治療をやり直し、正確に根管充填すればほとんど治ります。

感染根管治療で効果が期待できない歯
感染根管治療根管の病気が骨の中から歯周ポケットまで繋がってしまっている場合
歯の根の中(根管内)が感染、歯の根の先に病気が出来たとき、感染から時間が経過、病気の大きさが大きくなった場合、病気が骨の中だけに留まれず、歯茎の歯周ポケットと根の病気が繋がってしまうことがあります。原因が、膿を作る感染した歯根の中(根管内)だけではなく、歯周ポケットからの、お口の中の細菌も感染源になるので、歯周ポケットと根の病気の繋がりを絶つ方法は今のところなく、歯の根の再治療(感染根管治療)をしても、口内の細菌感染は止めることができません。この場合には感染根管治療をしても効果はほとんど期待できません。

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2016年4月 5日

自由診療の入れ歯について

入れ歯の種類
自由診療の入れ歯
(取扱いのある入れ歯)
コーヌス義歯
スマイルデンチャー
シリコーン義歯
ノンクラスプ
(取り扱っていない入れ歯)
ホワイトクラスプ
自由診療の入れ歯
(取扱いのある入れ歯)
金属床義歯
シリコーン義歯
アタッチメント義歯
インプラント義歯
ミラクルデンチャー
コンフォート

かみ合わせは天然歯列と同じ考えで調整します。元の高さに戻し顎の関節が安定する位置を探ります。総入れ歯では元々のかみ合わせに戻した後はずれにくくなる特殊なかみ合わせに調整することもあります。

●2重冠構造で支える入れ歯【コーヌス義歯】
支えとなる歯に、二重構造の維持装置を作成するのが特徴です。支えとして使用する歯に負担がかかりにくく、歯にやさしい入れ歯です。針金がないので、入れ歯であることが他人にわかりにくくなります。支えに使っている歯が要治療・要抜歯となった時にも、簡単な処置で安価に修理して継続使用出来る場合が多いので、長期間作り直しをせず使えます。複雑で精度を要する構造物を作成するため、高価です。

●3重冠構造で支える入れ歯【AGCコーヌス義歯】
支えとなる歯に三重構造の維持装置を作成する入れ歯で、新しいタイプの入れ歯です。上記コーヌス義歯を発展させた義歯で、特徴はコーヌス義歯とほぼ同じです。取り外しの硬さのコントロールが通常のコーヌス義歯に比べて容易ですので、装着後しばらくすると、丁度よい着脱感が得られます。また、維持力が長年維持できると言われています。

特殊な構造の義歯
●アタッチメント義歯
入れ歯と残っている歯の両方に、アタッチメントと呼ばれる特殊な構造を取り付けることによって、入れ歯の安定感や噛む能力を高める方法です。見た目の大変良い入れ歯が作成可能ですが、一部が壊れると、大がかりな修理・又は作り直しが必要になる場合があります。

●カムデンチャー
人工の歯下部に内蔵された「カム構造のアタッチメント」により、金属のバネを開閉できる新しいタイプの入れ歯です。バネを開閉できるので、下記の特徴があります。

・ 取り外しの際に、歯に負担をかけず着脱できます。
・ 支えに使う歯を事前に治療する必要がないので、上記コーヌス義歯より安価で作成できます。
・ ノブで開閉するので、片手が不自由な方でも簡単に取り外し出来ます。

軟性レジン裏装義歯
樹脂系の材料のみで、土台となる部分を作った入れ歯です。但し、歯ぐきに接する部分は、やわらかい樹脂でできています。(金属床義歯などと併用することができます。)
強度が弱いので、折れたり割れたりしやすくなります。また、やわらかい部分が数年で劣化するので、時々(1~2年毎)柔らかい部分を取り替える必要があります。

●軽い樹脂で出来た軽い入れ歯
ナイロンなどの軽い樹脂で出来た入れ歯で、精度は保険の入れ歯より良く、下記の超高精度レジンには劣ります。とにかく軽いので、使用して戴いている方には好評です(特に上の入れ歯に使用すると、重みで外れる確率が格段に減少します)。三年程度経過すると、変形により緩くなり、再作成が必要になる場合があります。ただ、自費診療の中では比較的価格がリーズナブルです。

●変形の少ない素材で作った入れ歯【超高精度レジン床義歯】超高精度レジン床義歯
一見保険の入れ歯と変わりのない、何の変哲もない入れ歯にみえますが、変形の極めて少ない方法で作られるので、超精密な入れ歯が作成可能です。強度は保険の歯より若干良い程度で、やや割れやすいのが欠点ですが、精度が高いことによりかみ合わせも正確に作成することが可能です。材料・工法が精密なだけではなく、吸着(吸い付き)のよい入れ歯を作成します。

インプラントを併用した入れ歯(IOD)・ミニインプラントを併用した入れ歯
インプラントやミニインプラントといわれる、主にチタンで出来た人工の歯根(歯の根にあたる部分)を骨の中まで植え、それを入れ歯の支えとして使用する方法です(お断り:現在ミニインプラントの輸入は、認可の関係で停止しています)。噛んでも喋っても浮き上がらず、しかも前歯でも噛める総入れ歯が実現可能です。(通常の総入れ歯は、前歯で噛みきることが出来ません。)自費診療となります。

磁石を併用した義歯
ご自身の歯が数本残っている場合、その部分に磁石を装着することにより、安定の良い入れ歯を作成することが出来ます。磁石を装着出来る歯が3~4本残っていれば、ピタリと吸い付く入れ歯が作成可能です。上記インプラントに、磁石を併用することも可能です。自費診療となります。

上あごのない入れ歯(無口蓋義歯)

上の総入れ歯は、通常上あごの部分の殆どを覆いますが、この入れ歯は上あごの部分を大きく くりぬいた形をしています。上あごの後方は、違和感が強く出やすい部分であり、味を感じる細胞が若干存在するので、この部分を覆うと食べ物の味がわかりにくくなります。上あごをくりぬくことで、よりおいしい食事が可能となります。ただ、この部分は入れ歯の吸着にとって重要な部分ですので、入れ歯が外れやすくなります。外れにくい無口蓋義歯を作るには、高い技術力が必要です。(自費診療)

透明な入れ歯(クリアデンチャー)
入れ歯の土台となる部分(歯ぐきを覆う部分)は、通常歯ぐきの色に近い、ピンク色の材質を使用します。クリアデンチャーは、この部分を透明な材質で作成しますので、ご本人の歯ぐき・粘膜の色が透けて見えるので、自然な色調が得られます。

こんな方に....違和感をなくしたい。自分にぴったりの入れ歯がほしい

価値をしらなければただの贅沢におもってしまうかもしれません。けれど、QOLにこだわると見え来るのはやはり、インプラントや自費治療の入れ歯になるのです。なかもずデンタルスタジオでは、金属床、軟質樹脂、ばねの無い部分入れ歯、金属歯、陶歯など多くの中からご自身にあったものをお選びいただけます。

・インプラントによる修復が難しい方
・費用を抑えたい方
・欠損している部位の左右の健康な歯を削ることに抵抗がある方
・差し歯のブリッジや、従来の入れ歯が嫌な方
・保険の入れ歯で舌や唇への違和感が気になる方

こういった悩みをお持ちの方は、自費の入れ歯を選ばれることが多いです。

良い入れ歯は人生を豊かにしてくれます
自費の入れ歯(義歯)は、設計、製作段階で医師と技工士との間で確認が十分にとられ、より優れている入れ歯(義歯)ができます。また、製作過程で模型制作などに使われる材料は精度の高いものが使われるので、より適合が良くかみ合わせのしっかりしたものができます。自費治療の入れ歯は材料、時間に制限が無いので非常に高レベルの入れ歯ができます。また治療用の入れ歯を作り思考錯誤しながら良い状態を探っていく方法もよく行います。ただ、自費診療の精密義歯になるため保険もきかず、価格もたかくなります。また、少し製作に日数が必要です。

千差万別の人の歯の色に合わせ、自費の人工歯は保険と比べて、色、形とも多数用意されており、より個人にあった自然な入れ歯を作ることができます。人の口の中は食べ物の中に髪の毛が一本混じっていただけでも、それを感じ取れるぐらい敏感にできています。その為、より薄くできる金属床は、口の中の違和感を和らげることが可能になります。

"硬い"入れ歯を使い続けると、歯ぐきの骨がなくなるって本当?

歯ぐきにあたる部分が硬い入れ歯を長期間使っている患者さまのなかには、歯ぐきがやせ細ってくる方が多く見られます。硬い入れ歯によって歯ぐきに過度な負担をかけすぎたり、逆に全く刺激が伝わらなかったりすることが、歯ぐきの骨がどんどんやせ細ってしまう原因のひとつだといわれています。

自由診療の入れ歯

自由診療の入れ歯あわない入れ歯が歯ぐきに与える負担
歯ぐきは、右の図のように歯槽骨(しそうこつ)という骨と、それを覆う咀嚼粘膜(そしゃくねんまく)という柔らかい粘膜でできています。いつまでも健康な歯ぐきを保つためにも、粘膜と骨を保護することが重要です。ところが、硬い入れ歯を使い続けることで、この粘膜と骨に大きなダメージを与えてしまうと考えられています。

自由診療の入れ歯粘膜がダメージを受ける原因
歯槽骨(歯ぐきの骨)の形は、ギザギザしていたり尖っていたりと、均一な形状ではありません。粘膜は、そうした尖った骨と硬い入れ歯に挟まれており、咀嚼(そしゃく:噛みしめること)によって大きなダメージを受けています。
硬い床の上に座布団を敷かずに素足で正座すると、ゴツゴツした骨があるところが痛くなりませんか? それと同じ状態が粘膜に起こっているのです。粘膜は他の皮膚と違い、角質化(かくしつか)してタコができたり硬くなったりしませんので、痛みを放っておくと炎症の原因になるとともに、粘膜中の血流障害(止血状態)や新陳代謝障害を引き起こす原因になるといわれています。

自由診療の入れ歯歯ぐきの骨(歯槽骨)が痩せ細る原因
粘膜には薄いところと厚いところがあります。粘膜が薄い箇所では下の骨に過度の力が加わりやすく、結果として骨は退縮(たいしゅく)してしまうことがあります。退縮とは、常に強い力を与え続けられた骨がやせ細ることを指します。逆に全く刺激が伝わらない箇所の骨は、廃用萎縮(はいよういしゅく)を起こし、同じように歯ぐきの骨がやせ細っていきます。半年もベッドで寝たきりになっていると、足の骨が細くなってしまうのと同じ現象です。この退縮や廃用萎縮など、骨がやせ細っていくことを骨吸収(こつきゅうしゅう)といいます。骨吸収を防ぐためには、歯ぐきに強すぎず弱すぎない適度な刺激を伝えることが重要だと考えられています。

歯ぐきの骨が痩せ細ると、どうなるの?
歯ぐきの骨がやせ細ると、ますます入れ歯が合わなくなったり、体へのさまざまな悪影響が心配されます。いつまでも元気な歯ぐきを保って健康でいるためにも、入れ歯をご使用になる場合は、歯ぐきを守ることをぜひお考えください。

入れ歯安定剤は一時的なもの
合わない入れ歯の使用に際し、市販の入れ歯安定剤を使用している方も多いのではないでしょうか? 中に入っている「使用上の注意」をよく読むと、入れ歯安定剤の長期にわたる連用は制限されています。歯ぐきのやせ細りや、ますます入れ歯が合わなくなる恐れがあるからです。そうならないためにも入れ歯を使う際には、あなたの歯ぐきを守ることをぜひお考えください。

歯のない生活は老化を進める
九州大学歯科部が老人施設等に入院している65歳以上の方を対象にした調査によると、歯の数が少ない人ほど認知症が進んでおり、毎日よく噛んで食べている人ほど症状が少ないことがわかりました。噛むことで血液の流れがよくなり十分な酸素と栄養が脳に送られるため、脳が活性化されるのです。入れ歯を使っていてもグッとかみしめられることが、あなたの健康のために重要だと考えます。

歯を失っても噛むことが大切
歯の平均寿命は57歳といわれています。一方、日本人の平均寿命は男性が79歳、女性が85歳。つまり、歯を失ってからも20~30年の暮らしが待っています。歯を失ってからの20年、30年をいかに豊かに生きるか・・・豊かに生きるために、「噛める」「噛みしめられる」入れ歯を使うことが大切です。「噛む」ことができなくなるということは、食生活に影響を及ぼすだけでなく、老化、認知症の原因となるといわれています。

人はものを「噛む」ことで、25以上の頭の筋肉を使います。それにより血行が促進され、脳の温度が上昇、脳細胞が刺激されるというデータが得られています。

噛むほどに頭がよくなる?
下の写真は食前食後のマウスの脳の様子です。赤く映っているところが活性化しているところです。食事前・食事後を比べると、緑色から黄色・赤色に変化するにつれ、食事後に脳が活性化していることがわかります。特に記憶を司る部分が、よく噛んで食べるほどに活発になるといわれています。こうした検証からよく噛んでたべるほど頭の働きがよくなることにつながるといえます。このことは日本咀嚼学会においても認められています。
参考 : 「よく噛んで食べる 忘れられた究極の健康法」斉藤滋著(NHK出版 生活人新書)

マウスの脳の様子
食事前のマウスの脳
マウスの脳の様子
食事後のマウスの脳

噛むことは老化を抑える?噛むことは老化を抑える?
人は歯で噛めなくなると脳の老化がぐんぐん進むという研究結果が多く報告されています。咀嚼と認知症には大きな関係があるともいわれています。血流検査によって、噛むという行為が脳を活性化させることも確認されています。噛むことは、体全体の若さを保つことにつながるのです。

噛み合わせを改善することで病気が治る?
噛み合わせの悪さが、脳や全身の骨格に悪い影響を与えることがあります。逆に、歯の噛み合わせを改善することで病気が治ったという多くの報告があります。

こんな症状はありませんか?

偏頭痛・肩こり・首のしこり・喘息・手の痺れ・腰痛・背中の痛み・歯ぎしり・食いしばり・食欲不振・胃腸障害・生理痛などなど......

入れ歯に悩んでいてこのような症状にお悩みの方は、ぜひ一度なかもずデンタルスタジオに相談してみてください。入れ歯を直し、噛み合わせを正しくすることによって、克服した患者様を知っています。
九州大学歯学部:沖本公繪先生が、入院している65歳以上(平均年齢78.5歳)の987名を対象に噛むことと老化・認知症の関連を調査したところは残っている歯の本数の平均が認知症ではない方:8.8本認知症の方:3.5本という結果が出ました。

豊かな人生を楽しむために
入れ歯はあなたの体の一部となるだけに、しっかりとフィットしたものであることはもとより、材質などもあなたの歯ぐきに最適なものを選ぶことが大切です。しっかりと「噛みしめられること」が人生を豊かなものにしてくれます。

あなたにとって豊かな人生とは何ですか?
いつまでも若々しく生きること。それがあなたにとっても家族にとっても大切なことだと考えます。なかもずデンタルスタジオは、ぴったりあった入れ歯を提供することで、いつまでも元気に生きるあなたを支えたい、そう考えております。

あなたの歯ぐきは大丈夫?こんな症状になっていませんか?

☑ 最近入れ歯があわなくなってきた
☑ ぐっと噛みしめると痛いところがある
☑ 奥歯で噛むと痛いから、奥歯で物を噛まない
☑ 入れ歯が外れやすい
☑ 口を動かすと入れ歯が浮いてしまう

上記の症状に一つでも✔のついた方に...歯ぐきと他の歯の健康、噛み心地を考えた「新技術の入れ歯」があります!!

それぞれに特徴があるので、どれがご自身に合っているのかを考えましょう。

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【ミラクルデンチャー】自費診療の全く新しい義歯

ミラクルデンチャーとはミラクルデンチャー
独創的なアイデアと新技術によって生み出された義歯(入れ歯)ミラクルデンチャー

歯にカチッとはまるミラクルタッチと呼ばれる維持装置を使った、これまでにない新しい発想の次世代部分入れ歯です。義歯(入れ歯)を装着している感覚がほとんどありません。自分の歯で噛んでいるような食感がよみがえります。「入れ歯をすると味がわからない」という悩みからも解放され、「イカ・たこ・肉が無理なく噛み切れる」「堅いおかきが食べられる」「24時間つけたまま生活できる」と大好評の「入れ歯の世界が変わる」というまったう新しいタイプの入れ歯です。歯の喪失でインプラントをと考えていた20~30代の患者さまもミラクルへの志向が増えています。

新しい発想の入れ歯 ミラクルデンチャー
今までの入れ歯は、下記のコーヌスタイプの義歯以外は、噛むことにより少なからず入れ歯が動くので、噛みにくく、しかも支えとなる歯に強いダメージを与える重大な欠点がありました。ミラクルデンチャーは、ぴたっとはまり歯を揺さぶりにくい特殊な構造の入れ歯です。

大阪の中川先生が考案(特許を取得済)、先生が認めたごく一部の歯科医院でしか作ることができません。

ミラクルデンチャー

ミラクルデンチャーは、金属を使わないミラクルフィットと、それ以外のものに大別できます。何れも、大変自然な装着感と、噛んだときの安定感が抜群で、今までの入れ歯の概念とは全く異なる、新しいタイプの入れ歯です。

コーヌス義歯より治療期間が短く、原則としてご自身の歯を削る必要がありませんので、今まで入れ歯で苦労していた方に是非お勧めしたい逸品です。ノンクラスプタイプよりも、噛み心地は遥かによいと言われています。また、外れやすくなった場合にも、修理により元の維持力に戻すことが可能です。

ミラクルデンチャー(金属補強タイプ)ミラクルデンチャー
金属を使用するタイプです。ミラクルフィットよりコンパクトに出来、強度も高いため、長期間の使用が可能です。支えに使用している歯が抜けても、多くの場合修理対応が可能です。

ミラクルデンチャーを入れた患者様の殆どが、『入れ歯を入れている感じがしない』と喜ばれます。一般的な金属床義歯が金属のバネで入れ歯を支えるのに対し、ミラクルデンチャーは金属のバネを使用しません。従って、装着していることを他人に気づかれにくい特徴があります。

一部金属の短いアーム等が設置されている場合がありますが、通常の入れ歯と目的が異なり、支えに使用している歯に負担をかけにくいのも利点です。白金加金合金を使用した高級タイプと、コバルトクロム合金を用いた普及タイプがあります。

ミラクルデンチャー(ミラクルフィット)ミラクルデンチャー
金属を使用しない入れ歯です。全く金属を使用しないので、ミラクルデンチャーより耐久性が劣ります。ただ、金属を全く使用しないので、金属アレルギーの方には最も適した入れ歯です。一般的な入れ歯と異なり、入れ歯を支えるために使用する金属のバネがありません。従って、装着していることを他人に気づかれにくい入れ歯です。

軽量で装着感が良い入れ歯ですが、ミラクルデンチャーよりやや厚めになり、若干違和感が大きいかもしれません。ただ、保険の入れ歯と比べれば、抜群の装着感と言えます。強度が弱く、数年で修理・または作り直しが必要になる場合があります。

ミラクルフィットⅡ・ミラクルフィットⅢ
金属を殆ど使用しない入れ歯です。上記ミラクルフィットに小さい金属部品を使用し、かんだときのたわみを防いだり、入れ歯が破折しにくくすることにより、よりしっかりかめるように改善された新ヴァージョンのミラクルフィットです。

一般的な入れ歯と異なり、入れ歯を支えるために使用する金属のバネがありません。装着時にさほど目立ちませんが少し金属の部品が見える場合があります。概ね装着してることがわかりにくい入れ歯です。その他の特徴はミラクルフィットと同じです。

◆使用例 1◆
Before
ミラクルデンチャー
 
After
ミラクルデンチャー
上顎の入れ歯口蓋部分(床の部分)がないので食感が伝わりやすく、本来の味わいが楽しめます。

◆使用例 2◆
Before
ミラクルデンチャー
 
After
ミラクルデンチャー
表面と固定装置(クラスプ)が出ないため、義歯とわかりにくい仕組みなので口元がすっきり

ミラクルデンチャー、いろんな疑問

ミラクルってどんな仕組み?
ミラクルでは義歯の装置がかかる歯そのものに、余計な力が加わらない仕組みとなっています。そのためその装置がかかる歯とミラクルが一体化し、固定、保護されて安定感が生まれるので、24時間、入れたままにしていても苦痛がなく残存歯の延命も期待できます。また広い床(口蓋部分)を必要としないために義歯による味覚の異常は少なく、本来の食感や味わいが楽しめます。

どんな工程で何日かかる?
ますは患者さまの疑問や質問等をじっくりとお聞きし、残存歯の状態・あごの状態・既存の入れ歯の具合などを診断した後、最適な治療方法をご説明します。問題なければ「型取り」と「噛み合わせ」を済ませ、10日前後で専属のミラクルラボにて作製します。装着にあたっては問題なくなるまで細部にわたって微調整を行います。

インプラントとどこが違う?
インプラントにするためには骨の状態・体質・年齢などいくつかの条件がそろう必要があります。改良が進み欠損部の骨の状態がよくない場合にも、骨の造成後に施術する技術が開発されていますが、全ての患者さまに適応できる訳ではありません。また手術にはある程度の疼痛や精神的負担があり、治療期間も比較的長く、経済的負担も少なくありません。一方ミラクルは残存歯を最大限利用し、特に手術をする必要もなく、治療処置は通常の歯科治療の範囲で、治療期間も短く費用も比較的少なく済みます。

ノンクラスプデンチャーはミラクルでも可能ですか?
可能です。ミラクルは独特の装着法により義歯が入ります。従来のノンクラスプデンチャーよりも小さく作製されています。症例によって金属部のない設計は可能ですが、金属による補強をした方がタワミも無く、しっかりと噛めます。ですから金属アレルギーがない場合には、金属の特性を生かした方がより良いと考えています。

健康保険は適用できる?
健康保険対象外ですので、自費扱いとなります。

1本の歯さえあれば治療できる?
はい、出来ます。このような方に最適です。

・現在使っている入れ歯では、うまく噛めない
・違和感があってすぐに外してしまう
・歯や歯茎に痛みを感じる
・金具部分が目立って他人に見られるのが恥ずかしい
・今まで作った義歯に一向になじめず、不信感を持っている

このような悩みをお持ちの方は是非ご相談下さい。

はめたまま寝ることできるって本当?
本当です。これまでの義歯は外して寝るよう指導する歯科医院もありますがミラクルの場合、残存歯を護る意味からも装着したまま寝ることをお勧めしています。

どこに行けばミラクルの治療が受けられますか?
当院だけでなく、グループ歯科医院のますだ歯科、きたはなだ歯科でも可能です。

<ミラクルデンチャーのメリット>
・1本の歯さえ残っていれば装着できる
・ほとんどの食べ物を噛める(おかき、お餅、ごぼう、こんにゃく、たこ、するめ等々)
・義歯の下に食べ物が入りにくい
・自分の歯と錯覚するくらい軽く、はめたまま眠れる
・設置の金属が目立たないので、義歯をはめていることが他の人から見てわかりにくい
・現在義歯をはめている方はもちろん、初めての方でも違和感が少ない
・口元の緊張が無くなり、自然な顔立ちに戻ることが多い
・上あごの床を広い範囲で取り除き、食べ物本来の味わいを取り戻すことができる
・装着が残存歯の固定作用を発揮し、保護することも期待できる
・慣れれば簡単に着脱できる
・目立たない
・本来の味わいを取り戻せる
・床が小さい
・ぴったりフィット
・みためスッキリ
・軽くて小さい
・口蓋部にウイング部分がない
・残存歯を傷めにくい。
・特殊な樹脂でできていて、ぴったりフィット

<ミラクルデンチャーのデメリット>
・保険がきかないので保険の入れ歯より価格が高い
・修理は専門の工房に出すため不自由な期間がある

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【コンフォートデンチャー】自費診療のやわらかい義歯

コンフォートとは...コンフォートデンチャー
コンフォートは、硬い入れ歯の裏面を生体用シリコーンというクッションで覆う、全く新しい入れ歯の技術です。通常の入れ歯の土台となる部分(歯ぐき(顎堤)と接する部分)は硬い材質で出来ているのに対し、この入れ歯は歯ぐきと接する部分に柔らかい材質を使用します。これにより、痛みの出にくい、吸い付きの良い入れ歯を作成可能となります。わずか0.75mmの生体用シリコーンと一体成型で作られた優しい入れ歯、それが「コンフォート」です。生体シリコーンの弾性が、入れ歯でグッと噛んだときの歯ぐきにかかる負担をやわらげ、驚くほどの吸着力を発揮します。「痛い・噛めない・外れやすい」といった、従来の入れ歯の悩みを解消するとともに、あなたの歯ぐきをやさしく守ります。

義歯が接触する歯肉の粘膜が薄い場合や、骨の突起があるために噛 むと痛みがあり、義歯を何度調整してもらっても力を入れてうまくかめない方には最適です。義歯の内面全体をやわらかい生体用シリコンで覆うことで、噛む力が増し、吸着にも優れます(プラスティックの義歯の2倍の咬合力といわれています)。

悩みを抱える義歯患者様の選択肢の1つに
コンフォートデンチャー

※今お使いの入れ歯にも加工できます。ただし、入れ歯の材質によっては、加工できないものもあります。

コンフォートデンチャー
コンフォートは歯ぐきの座布団。硬い入れ歯と歯ぐきの間でクッションの役割を果たし、デリケートな歯ぐきをやさしく保護します。
次へ
硬い入れ歯による歯ぐきのトラブル(歯ぐきの血流障害など)を緩和します!

コンフォートデンチャー
コンフォートは入れ歯の歯ぐきにあたる面を生体用シリコーンというクッション材で覆うため、歯ぐきにかかる圧力を軽減し、噛んだときの痛みをやわらげます。
次へ
もう食べるものを選ばなくても大丈夫。硬いものでも、しっかり噛めるので、食欲もよみがえります!

コンフォートデンチャー
生体用シリコーンの適度な弾力が吸盤のような密閉性を生み出し、噛むときに発生するあごの横の動きにも抜群の吸着性を実現します。
次へ
食事のときや話をするときに外れにくくなります。
また、入れ歯と歯ぐきの間に食べ物が詰まりにくくなります!

【3つの利点】痛み緩和・安定・耐久性改善

コンフォートデンチャー主成分 ジメチルシロキサンポリマー
心臓ペースメーカー、コンタクトレンズなどに使われているので安心です。

<メリット>
・柔らかな生体シリコーンのクッションのおかげで痛みを生じることが非常に少ない。体にかかる負担も少ない
・噛みしめることができる
・吸盤のような吸着性効果により、外れ難い状態を得ることができる(全ての症例で実現可能ではありません)
・手術を必要としない
・治療期間が短期間である(普通の入れ歯+α、平均で1.5ヶ月程度)
・治療費が比較的安い
・柔らかい素材で噛んだ時の痛みを和らげてくれるので強い力で噛める
・つかい心地がいい
・歯ぐきを優しく守る
・変質や劣化に強い
・柔らかさが長期間持続
・適度な弾力で吸盤をもつ
・吸着するので話しやすくなる

<デメリット>
・専用の洗浄液が必要
・お手入れが少し面倒
・親和性が高いため汚れがつきやすい
・厚みがある
・修理が難しい
・耐久性はそんなに高くはない

何故、今生体用シリコーンなのか
柔らかな生体用シリコーンが歯ぐきに優しく接し、痛みを生じにくくし、吸盤の作用で歯ぐきに吸着し易くし、実際に使用してみて問題が無いことを確認した後に出来上がりにする、従来では考えられなかった製作方法を採ることができます。特に、今までの入れ歯では痛くて痛くてしょうがないという患者様には自信を持ってお勧めします。

何故痛くないのか
コンフォートデンチャー歯ぐきの下には硬い顎の骨があります。その形態は複雑で、表面的な歯ぐきの形と異なります。骨が尖っている部分は歯ぐきも薄く、痛みを生じやすくなります。実際、歯ぐきの形をどんなに正確に入れ歯に再現しても、骨の形までは再現できません。 生体用シリコーンを応用した入れ歯は、柔らかな素材で歯ぐきを優しく守り、痛みを生じにくくします。また、完成前にご自宅で食事をとっていただき、痛みを生じないことを確認した後にシリコーンを貼り付けて入れ歯を完成させますので、痛みを感じることが殆ど無い入れ歯を実現できます。

何故外れにくいのか
自分の歯が残っていれば、金属のバネをかけて入れ歯を固定することができますが、自分の歯が一本も無い、総入れ歯の場合は、歯ぐきに吸い付かせて固定するしかありません。ちょうど、吸盤と同じ要領で吸い付かせるわけです。入れ歯も、従来の硬いプラスチック製では歯ぐきに吸い付かせることは容易ではありません。しかし、柔らかなシリコーンで覆われた新しい入れ歯は、入れ歯そのものが吸盤のように作用して歯ぐきに吸い付かせることが可能となります。

欠点は?
●健康保険が使えない
生体用シリコーンは医療機器(医療機器承認番号 21900BZY00060000)として認可されていますが、残念ながら健康保険の適用になっていません。今後、混合診療が解禁になれば治療費の一部は健康保険が使えるようになるかもしれませんが、現在、シリコーン義歯治療の全ては自己負担となります。

●入れ歯の厚みを生じる
従来の入れ歯に対して、シリコーンの入れ歯は飛躍的に噛む力が増すことになります。それに耐えられるように入れ歯の強度も確保する必要があり、その分、入れ歯の厚みも少し増えてしまいます。何でも噛めるようにするために必要な対策です。

●手入れが必要である
本来、どんな入れ歯も毎日の手入れは必要です。特に入れ歯の内面に細菌が繁殖し、ヌルヌルしてきます。シリコーンは柔らかな素材のため、細菌や汚れが頑固に付着してしまうとなかなか取り除くことが困難です。そのため、毎日専用の入れ歯洗浄剤での洗浄が必要です。

●希に生体シリコーンが剥がれることがある
通常の使用ではまず心配はありませんが、付いてしまった汚れを無理に擦って取ろうとしたり、噛む力が想定以上に増してしまったりした場合、稀にシリコーンが剥がれてしまうことがあります。正しい使用方法においてそのような事があった場合、3年間の保障をさせていただきますので安心です。

ケアはどうすれば良いか
入れ歯を全く洗わないという方にはお勧めできません。何故なら、生体用シリコーンは毎日の洗浄無しでは汚れが付着してしまうからです。洗浄といっても、普段の入れ歯のお手入れと大差はありません。専用の入れ歯洗浄剤に一晩、浸け置き洗いをするだけです。


コンフォートをご利用いただくことで期待できるメリットは...

コンフォートデンチャー
★骨が鋭利、粘膜菲薄等で痛みが出やすい患者様に。
失った歯根膜の代わりとして、そして擬似粘膜としてコンフォートで痛みを分散。

コンフォートデンチャー
★硬いレジン床では活かせないアンダーカット部を、柔らかいシリコーンなら活用できます。

コンフォートデンチャー
★製造工程の見直しで「剥がれ」「汚れ」が大幅改善。
但し、専用洗浄剤クリネを毎日ご使用いただくことを3年間のサポートの条件にしております。

知っておいてほしいこと

コンフォートデンチャーコンフォートは厚みがあります。これは裏装剤に、コンフォートの特徴でありメリットである生体用シリコーンを使用しているからです。生体用シリコーンは他からの影響を受けて変質しづらいという特徴があります。また、生体用シリコーンを使用することで汚れはつきやすくなるといわれていましたが、表面構造改善のための改良により、現在は専用の洗浄剤を使用することで汚れが付きにくくなっています。それでも汚れが気になる場合は6ヶ月以内のご来院で清潔さを保つことができます。

標準0.75mmのコンフォートを加工する上で、最低限義歯の厚みは2〜2.5mmが必要となります。「薄さが一番!」という患者さまの場合は、ミラクルデンチャーや金属床の方が違和感を感じることが少ないかもしれません。


コンフォートデンチャー補強の考慮:調査によると、対象者の摂取可能食品は、左のように変化がみられた(平均点)。

コンフォートデンチャー総義歯患者116名の方に摂取可能食品アンケートをとった結果、大幅な咀嚼力UPが見られました。
幅広い食品をお望みの方は、あらかじめ、破折防止のために補強することご検討ください。(左の図はコンフォート調査のアンケート結果です)

摂取可能食品アンケート
【対象】コンフォートご利用者119名(総義歯且つご利用後3〜36ヶ月経過の方)
【対象年齢】75.9歳
【調査方法】原著論文 Prosthodont Res Pract , 7:12-18,2008 解説論文 日本咀嚼学会雑誌,18(1):72-74,2008

生体用シリコーンの柔軟性が痛みを緩和し、以前よりしっかりと噛めるようになります。
食べ物をすり潰せるような強い力が実現するので、硬いものはもちろん、イカやステーキといった弾力性のあるものも、しっかり噛めます!
※噛む力には個人差があります。

補強イメージコンフォートデンチャー
【裏装材料】コンフォートは、他からの影響を受けて変質しづらい生体用シリコーンを利用しています。

コンフォートデンチャー
コンフォートデンチャー
薬事の承認済みのため、安心してご活用いただけます。
コンフォートデンチャー

製造工程を見直し、剥がれにくく改善!

2010年末にリニューアルした結果、現在、剥がれによるシリコーン再製発生率は1%以下になりました。

《第三者機関での疲労試験方法》 ※40℃温度の中で40万回振動を付与し、応力を加えて剥がす試験

コンフォートデンチャー

以前のコンフォートは応力がかかればかかるほど、小さな力で剥がれてしまっていましたが、現在のコンフォートはシリコーンの破損・さけた状態で試験終了し、随分改善が見られました。

【2010年末改良版】汚れにくく改善コンフォートデンチャー
コロニー汚れが付きづらく、除去しやすくなりました。
コンフォートに限らず、シリコーン裏装材の課題の一つとして汚れの問題があります。

右はコロニーによって、シリコーン内面に汚れが付着した状態。

《シリコーン表面構造を改善し、汚れの付着を軽減》
【改善前】※電子顕微鏡
コンフォートデンチャー
表面凹凸が多く、真菌などの汚れを除去しづらい
状況にありました。
【改善後】
コンフォートデンチャー
表面を密な状態にすることで、汚れが付着しづらく
なりました。

《コロニー除去例》
【BEFORE】
コンフォートデンチャー
コロニーが付着した状態
【AFTER】
コンフォートデンチャー
付着して約半年以内であれば、軽くバーを当てるだけで簡単に除去

コンフォートデンチャーコンフォートには専用の洗浄剤があります。
使用頻度、使用方法はスタッフがご説明いたします。
クリネ  1,600円

【材料応力変形試験結果】コンフォートシリコーン
「コンフォートは柔らかいので、結構沈み込みがあるのでは?」

コンフォートデンチャー上記のようなお声がございましたので、「材料応力変形試験」を行いました。参考にご覧ください。

コンフォートデンチャー《試験方法》直径3cmの円柱に、約7kgの応力を加えて、義歯材料(コンフォート含む)がどのように変形するかを調べる試験。
室温:23℃   圧力:1kgF/平方cm
▲このように圧縮。

《結果》 コンフォート0.8mmに対する圧縮幅 ⇒ 0.04〜0.08mm(40nm〜80nm)

※コンタクトゲージの範囲
※コンフォート以外のレジン・擬似粘膜・擬似骨部分も応力変形しておりますが、コンフォート部分の変形は上記のとおり。
 一つの参考情報として、ご覧ください。

生体用シリコーンを使っているので変質や劣化に強く、柔らかさが長期間持続します。また特殊な加工技術により、これまでの軟性裏装材に比べて飛躍的に剥がれにくくなりました。

コンフォートの安心保証

3年保証
万が一コンフォートを通常の方法で使用していながら剥がれ・変質が発生した場合には無償で張り替えをいたします。張り替えに伴う治療費・診察費は含まれません。

生産物責任保険
万が一、当社の製品の欠陥により、患者様が怪我をされる等の事故で損害が発生した場合に備えて、コンフォートは生産物責任保険に加入しております。お怪我の治療費用や入院・通院費用等、弊社が負担すべき損害を補償いたします。事故がございましたら、まずかかりつけの歯科医にご相談ください。
取り扱い:あいおい損害保険株式会社

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【ノンクラスプデンチャー】自費診療の針金の目立たない義歯

ノンクラスプデンチャーとは...ノンクラスプデンチャー
部分義歯の場合 残っている歯に金属のかけがね(クラスプ)をかけて入れ歯をもたせることになりますが、前歯に金属のかけがねが見えて気になる方には最適です。見た目では入れ歯が入っているのがわからないぐらいで、自然な美しさがあります。ただし、残っている歯の状態や、歯の部位によっては適応できない場合があるのと、噛む力ではかけがねのある義歯の方が優れていることがあります。

ポリアミド(ナイロン)を使い、金属のバネを使わず、目立ちにくい色の材質を歯に引っかけ、それを維持に用いる入れ歯です。金属を目立つ部分に使用しないので、見た目(審美性)が比較的良い入れ歯です。汚れ・匂いが付きにくい入れ歯です。自費診療の入れ歯の中では、比較的安価です。治療期間が比較的短くて済みます。比較的割れにくい入れ歯です。アレルギーの起こりにくい材質ですので、レジンに敏感な方でも安心です。ただ、他の義歯より寿命が短い(3年程度)のが欠点です。

一般的な部分入れ歯では、歯に金属のバネをかけなければなりませんが、 ノンクラスプデンチャーとはクラスプ(金属のバネ)のない入れ歯のことです。 バネがないため見た目が自然で、入れ歯と気づかれることが少なくなります。

従来の入れ歯と違いノンクラスプデンチャーとは、金属のバネがないため見た目の良い入れ歯です。材質はナイロン樹脂を使用し、割れにくいので薄く作ることができ、外側だけではなく内側の金属もなくなるため、入れ歯のフィット感や舌感がよくなり、違和感が少なくなります。インプラントができない、したくない患者様にも審美を提供できます。

<ノンクラスプデンチャーのメリット>
・金属のバネが無いため、見た目が入れ歯ときづかれにくい
・義歯の厚さを薄くできるので、口内の違和感が少なくなる
・やわらかい素材なので、壊れにくい
・審美歯の表面に金属クラスプ(バネ)がないので、義歯は口腔内に入れても義歯と気づかれない
・快適義歯床の厚さがかなり薄くできるので、違和感が少なくなる
・機能性咀嚼・発音機能は平常どおりで、安定性もよく、従来の義歯の1/2の重さである
・精度汚同一の素材で義歯の維持部・床部を製作するので、精度の高い義歯ができる
・安全性無味・無臭でアレルギー反応もない

<ノンクラスプデンチャーのデメリット>
・入れ歯の厚みがある
・耐久性はそんなに高くはない
・他の自費入れ歯に比べ寿命が短い

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【金属床義歯】自費診療の精密義歯

金属床とは...金属床義歯
金属床義歯とは、義歯の粘膜に接する部分を金属にしたもの。主要となる部分「義歯床」に金属を使用した入れ歯です。お口に接触する義歯床が金属で作られているため、快適で、たわむこともなく、歯の内側の部分が薄く、頑丈な入れ歯をつくることが可能となり、保険の入れ歯に比べ違和感がなく話しやすくなっています。

また、金属製なので強度に優れ壊れにくく、食べ物の温度が伝わりやすく食事が美味しい、薄くて丈夫、装着感が快適、汚れも付着しにくくなって清潔さを保てる、などの特徴があります。保険の義歯より高価になりますが、患者様にしっかりとあった入れ歯を作ることができます。非金属合金の中で安定性が良く、比較的強度があります。

レジンと言われるプラスティックの材質ですべて作成した入れ歯に比べ、割れたり折れたりする確率が、かなり低くなります。金属ならではの薄い仕上がりが、入れ歯を入れる違和感を減少させ、口のなかが広く感じることができます。

また、部分入れ歯の患者様は、残っている歯にバネを引っかけて入れ歯をいれますが、金属床の入れ歯の場合は、その残っている健康な歯に負担を少なくできます。さらに、金属床義歯は部分入れ歯を固定するためのバネ自体を目立たないように仕上げることが出来ます。また、総入れ歯を作れる可能性が高くもなります。ただし、金属床義歯は修理が難しく、高価になります。

金属床義歯

<金属床義歯のメリット>
・ほとんどの症例で使用することができる
・入れ歯を薄くすることができるので快適(コバルトがこの中では一番厚みがでる)
・保険の入れ歯より違和感が少なく装着感が良い
・金属は熱伝導性に優れているので、食事をした時の温度感覚を自然に近近くなり、おいしく食事ができる
・汚れが付きにくいので、清潔
・保険の入れ歯よりもピッタリと合った入れ歯ができる可能性が高い
・割れにくく、変形しにくい
・違和感が少ない入れ歯を作れる可能性が高い
・金属なので食事をした時の温度感覚が自然に近くなる
・汚れが付きにくいので常に清潔に保っていられる
・保険の義歯よりも話しやすい
・丈夫で長持ち

<金属床義歯のデメリット>
・咀嚼能率(ものを噛む能力)が低い ※天然の歯の約10~20%
・修理が難しい(修理の度に金属が分厚くなってきますので、金属床義歯本来のメリットが失われる)
・顎の骨がだんだんと痩せてくることで徐々に合わなくなってくる(定期的な調整が必要)
・落ちたり、外れたりしやすい
・金属床義歯には「コバルトクロム合金」という金属が最もよく使用されるが、この金属は金属アレルギーの原因となりやすい(金属の部分にチタンを使用すれば、この問題は解決できる)
・保険適用外の治療のため、保険の入れ歯より少し料金が高い
・保険がきかないため、高価である

金属床義歯の裏話
金属床義歯自体は強度が高いので、割れたり変形をしたりすることはありませんが、それでも顎の骨の方が溶けて変形してしまうことは避けられないので、いつか作り直さなくてはならない日はきます。

※金属床義歯は変形せず、半永久的に使えると勘違いしている人がたまにいらっしゃいますが、それは間違いです。

チタン   金属アレルギーのある人にも有効な金属
ゴールド  安定性があり、生体親水性がある。高級感もある

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外れない、違和感のなさを追求します

「奇跡の義歯」と呼ばれ、24時間つけたまま生活できる「ミラクルデンチャー」をはじめとした各種入れ歯を取り扱っています。これまでの入れ歯に満足できなかった患者さまにおすすめです。

入れ歯

「費用的にも期間的もインプラントより手軽だけど、快適な入れ歯がほしい」
「インプラントにしようと思ったけど、持病があって手術が難しい」
「入れ歯を何年使っても、違和感が取り除けない」

そんな患者さまにおすすめしたい、まったく新しい入れ歯「ミラクルデンチャー」の取り扱いを行っています。ご自身の歯が1本でもあれば、短い期間で「快適に噛める生活」を取り戻すことができます。すでにご利用の患者さまからも、次々とお喜びの声をいただいています。

 「1本くらい歯がなくても...」という考えは、大間違いです。
美しい歯と歯並び、心と身体の健康のためには、出来る限り患者さまご自身の歯を残すことが大切なのです。

自由診療の入れ歯について詳しく

当院の主な入れ歯

ミラクルデンチャーミラクルデンチャー
「ミラクルタッチ」と呼ばれる特殊な維持装置を使い、これまでの入れ歯の概念にまったく当てはまらない新発想で完成された「部分入れ歯」です。装着や脱着の仕方が従来の入れ歯と異なるのはもちろん、これまで入れ歯では「苦手」とされていたことができるようになる点も大きな違いです。

ミラクルデンチャーについてもっと詳しく

コンフォートデンチャーコンフォートデンチャー
従来の入れ歯の裏側を、生体シリコンという弾力性のあるクッションで覆った入れ歯です。ぐっと噛んだときにも痛みがなく、歯ぐきへの負担を大幅に軽減できるので、しっかり噛めるようになります。シリコンの吸着力でずれにくいのも特長です。

コンフォートデンチャーについてもっと詳しく

金属床金属床
義歯床を金属で作るので、保険適用で作る一般的な入れ歯に比べて厚みが出ません。さらに食べ物の温度をきちんと感じることができ、食事の味わいが良くなります。丈夫で、修理や調整が容易なのも特長です。

金属床についてもっと詳しく

ノンクラスプデンチャーノンクラスプデンチャー
金具を使わず樹脂の弾性を利用して支えるため、残った歯にかかる負担を減らせます。また、薄くて違和感が少なく目立たないのも大きな特長です。ただし、噛むときに負荷がかかる部分が樹脂性なので、金属などの入れ歯に比べて耐久性は劣ります。

ノンクラスプデンチャーについてもっと詳しく

2016年4月 4日

2300万人の入れ歯の方に知っておいていただきたい話

噛むことはアンチエイジング  お顔のハリが失われにくいです。
噛むことは健康        消化不良、便秘などが改善されることもあります。
噛むことは幸せ        好きなものが食べられからノンストレス。食欲もUP!
会話を楽しむ喜び       話中に落ちる心配はもうしなくて大丈夫!

もしあなたがこれから入れ歯を選択するかもしれない、もしくは入れ歯で全く悩みがない、といった方も是非知っておいていただきたいことがあります。歯を失ってそのままにしていると、様々な影響が出てきます。 歯は全体のバランスから成り立っているので、たった一本の欠損でもそのままにしておくことはよくありません。

抜けたままにしておくと、次のようなデメリットがあります。

1.機能面での影響
2.審美面での影響
3.生活面での影響

1.機能面での影響
(1)抜けた歯とかみ合っていた歯が伸びて出てくる(対合歯の挺出)
失った歯の対合歯(かみ合わせの反対側の歯)は、かみ合う歯がないので、徐々に伸びてしまいます。伸びてきた歯をそのまま放置しておくと、いずれこの歯も抜かなければいけなくなります。

(2)抜けた歯の両隣の歯が動いて傾いてくる(隣接歯の傾斜)
両隣の歯が、歯がない方向に徐々に傾いてきます。長い時間そのままにしていると、さらに隣の歯も同じように傾いていきます。そして、噛めなくなってきます。

(3)抜けた歯とかみ合っていた歯が伸びて出てくる(対合歯の挺出)
対合歯の挺出や隣接歯の傾斜により歯間の隙間が広がるので、プラークがたまりむし歯や歯周病ができやすい口内環境になります。 プラークとは、むし歯や歯周病の原因となる細菌の集合体のことです。失った歯の周辺の残存歯が移動することにより、咬合(かみ合わせ)がずれてきます。また、失った本数が多い場合にはうまく噛めないので、もう片方の歯でばかり噛み(偏側咀嚼・片噛み)、かみ合わせのバランスが崩れていきます。かみ合わせのずれは、顎関節症の原因となります。

2.審美面での影響
(1)見た目が悪くなる(美観を損なう)
デンタルIQという言葉が日本でも広く知られるようになりました。 歯の美しさは知的な印象を与えます。歯列の一部欠損(歯抜け)は、人前で笑顔を見せることが億劫になったり コンプレックスとなり、コミュニケーションを阻害することがあります。 歯列の一部欠損(いわゆる歯抜け)は、人前で 口をあけたり笑顔を見せることに抵抗感を与え、コミュニケーションが阻害されたり、表情が暗くなりがちです。仕事にも影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

(2)歯ぐきの位置が下がってくる(歯肉の退縮)
歯を失うと、歯肉が小さくなってしまいます。「歯茎がやせる」とも一般的に言われますが、実は歯肉の中にある骨の量が 少なくなるためにそれにあわせて歯肉が小さくなったように見えるのです。歯を失ってしまってそのまま何もしないと、骨が痩せてお顔のハリも失われてしまいます。また、向かい合う歯が伸びてきて歯並びに影響を及ぼします。抜けた部位の骨も痩せてきてしまいます。
歯肉の退縮は、歯周病(歯槽膿漏・歯肉炎)の進行でも起こります。

(3)顔の輪郭が変化してくる(顔貌の変化)
往年の映画女優マレーネ・デートリッヒは、頬のラインをくぼませるために奥歯を抜いたという有名な話があります。 奥歯を失うと頬のラインや顎のラインが内側に寄ります。 また、歯を失って時間がたつと歯肉がやせるのでさらに頬がこけて見えたり顎がたるんで見えたりします。

審美面での影響

3.生活面での影響
(1)ちゃんとかめない事で胃腸に負担がかかる(咀嚼障害による胃腸への負担)
うまく噛み切れない・噛み砕けないといった状態が続くと消化しにくい状態で食物が胃腸に送られることになり、 胃や腸への負担が増加します。また、咀嚼が十分でないと唾液の分泌が不足するので、消化の妨げになります。 さらに、固まりのままだと消化されづらいので、栄養の吸収も不十分で、体調にも影響を及ぼします。 その他、唾液は口の中をきれいにする自浄作用があります。唾液の不足は口臭の原因ともなります。

(2)うまく発音ができなくなる(発音障害)
歯がない部分から息が漏れ、発音が不明瞭になります。 聞き取りにくい話し方になるのを気にして、人と話すことに消極的になってしまいます。

(3)脳への刺激減少
口の中は非常に多くの神経が通っている繊細な器官です。 味覚・触覚・嗅覚が発達した部分なので、歯を失ったことによる咀嚼などの変化が、脳への刺激減少となります。 「よく噛むこと」は脳の老化防止へとつながります。

厚生労働省の研究によると、歯が少なく入れ歯も使わない65歳以上の方は、同年齢の歯が20本以上ある方に比べて、認知症になる確率が1.9倍も高くなるという報告も近年あげられています。

入れ歯でお悩みの方へ

入れ歯でお悩みの方へ・痛いのは原因があります・・・
・外れるのは原因があります・・・
・噛めないのは原因があります・・・
・硬いものが食べられない
・入れ歯の見栄えが悪い
・入れ歯が合わない
・臭いが気になる

入れ歯でお困りの方はたくさんいらっしゃると思います。今の入れ歯でお困りのことを教えて下さい。原因を把握してから、新しい入れ歯を作っていきます。

失った歯を補う義歯治療
あきらめないでください。噛みしめる、食事を味わう、喋る、笑う、など入れ歯は身体の大切な一部となります。なかもずデンタルスタジオでは、患者さまにあった快適な入れ歯をご提案いたします。あなたにあった入れ歯で快適な生活を取り戻しましょう!!

入れ歯と言えば、プラスチックの床(ピンク色の部分)に、陶材もしくはプラスチック製の人工歯が並んでいるものを想像されるかと思います。けれど、「入れ歯」とひとことでいってもその種類はさまざま、種類によってメリットデメリットも異なります。合わなくなっていても「なんとなく」で付け続けていると変な力がかかってしまい、骨が減ってしまう人もいます。気づいた時にはすでに骨が減っていて、ぴったりあった入れ歯の作成が難しくなることも。自分に合った入れ歯を見つけるためにも、まずは今の自分の症状を理解し、それに合った入れ歯を選びましょう。なかもずデンタルスタジオでは保険外の義歯については、多彩な義歯メニューをご用意しております。快適な義歯生活を送れるようお手伝いいたします。(保険の義歯をお望みの方は、グループ歯科医院ますだ歯科にて治療いただけます。)

入れ歯で重要なこととは...辺縁(端、周囲)の封鎖性とかみ合わせ

保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いとは

保険の入れ歯(義歯) 自費の入れ歯(義歯)
人工歯の 色・形の問題 少ない 多い
床の種類 少ない 多い
入れ歯の固定方法 簡単な維持装置のみ 多数
製作にかかる工数 少ない 多い
装着した違和感 比較的少ない 少なくできる
入れ歯の強度 若干劣る 強い

自由診療の入れ歯について詳しく

様々な種類の特殊な入れ歯をお取り扱いしています

なかもずデンタルスタジオでは画期的な入れ歯を取り扱っています。
通常の保険でおつくりできる入れ歯のお悩みで多いのは、

・食べにくい、噛めない
・痛い
・話しにくい
・装着していることを他人に気づかれやすい
・安定が悪い、外れやすい
・臭いが気になる
・入れ歯安定剤にお金がかかる

などの欠点がよく挙げられますが、当院ではこれらの欠点を感じさせない自由診療(保険外)ならではの様々なタイプの「画期的な最新の入れ歯」をお取り扱いしています。

自由診療の入れ歯はここが違う!!自由診療の入れ歯
<当院で取り扱っている代表的な入れ歯>
ミラクルデンチャー
コンフォートデンチャー
金属床
ノンクラスプデンチャー

時間をかけた、精度の高い型取り
入れ歯の型取りは、かぶせものや詰め物の型取りとは違い、同じ患者さまのお口の型をとったとしても、とった人の印象をとる技術によりできあがる模型は大きく異なります。入れ歯の型取りは、職人的な側面があり、経験と技術を要する治療行為です。当院では医師、歯科技工士が共同で情報と知識、技術を共有し、より正確な型どりのためにどうすればいいのかを取り組んでいます。時間をかけて適切な印象剤を使い、細部にこだわった型取りを行い、噛み心地の良い入れ歯を作るよう、努力しています。

お口の運動に合わせた「かみ合わせ」
食事の時、あごは上下だけでなく左右にも動きます。安定した入れ歯を作るためには、左右に動くときバランスの良いかみ合わせが必要となります。ところが、あごの動きは人により異なり、左右にあごを動かしたときにバランスの良いかみ合わせを作るのは、容易なことではありません。なかもずデンタルスタジオでは、特殊な技術を用いて、患者さまのあごの動きにあったかみ合わせの入れ歯を作っています。

入れ歯でアンチエイジング
「入れ歯=老化」というイメージがあります。一方、アンチエイジング=抗加齢すなわち、老化を遅らせ若返ることを言います。『入れ歯でアンチエイジング』、矛盾しているのでは?と思われるかも知れません。ところが、入れ歯を作るとき一工夫すると、顔のしわを目立ちにくくすることが出来、その結果表情を明るくすることも可能です。

なかもずデンタルスタジオでは、入れ歯で取り組めるアンチエイジングにも取り組んでいます。

入れ歯の種類と特徴は?

入れ歯の種類
支えに使う歯が一本でも残っている場合は部分入れ歯(部分床義歯)、一本も歯が残っていない場合を総入れ歯(総義歯)と呼びます。各々、様々な種類があります。

保険の部分入れ歯(部分床義歯)の特徴保険の部分入れ歯
保険診療の部分入れ歯は、通常ご自身の歯に金属のバネをかけることで、口を動かしても外れにくいよう、食事をとりやすくしています。ところが、このバネは残っている歯に無理な力をかけてしまうのです。バネをかけている歯(支えに使っている歯)の寿命を大幅に縮めてしまうのが最大のデメリットです。

なかもずデンタルスタジオでは、保険の入れ歯では得る事の出来なかった「入れ歯」へのイメージがかわる様々な画期的な新しい入れ歯を提供しています。自由診療の入れ歯は他の残った歯を少しでも長く、そして心身ともに健康的な生活を送って頂きたいと考えているからです。支えに使う歯に対する影響が極小な、歯にやさしく、快適な入れ歯を作成し、患者さまから高い評価を得ています。(入れ歯でお悩みの方が、当院で入れ歯を作成した後、こんな感想をおっしゃいました。
『また好きなものが食べれるようになったのは嬉しいけれど、食事がおいしくて太ってしまった』
嬉しい悩みに一緒に思わず笑ってしまいました。自由診療の入れ歯のタイプは様々、ご自身に合った入れ歯をお選びください。

保険の入れ歯(総入れ歯=総義歯)の特徴保険の総義歯入れ歯
総入れ歯は、支えになる歯がありません。従って、入れ歯自体が歯ぐき(正確には顎堤といいます)に吸着することにより、ものを噛んだときも外れず、食事が可能となります。
ただ、総入れ歯はかみ合わせや歯を並べる位置が悪いと、食事の時に外れたり、痛みを感じる原因となります。

なかもずデンタルスタジオの総入れ歯は、自由診療ならではのメリット。時間をかけて型を取ると同時に、変形の少ない方法で作成します。更に、かみ合わせに通常よりこだわるため、大変な時間をかけて徹底的にこだわったかみ合わせを作り上げ、更に安定の良い入れ歯を作しています。

自由診療の入れ歯について詳しく

入れ歯治療の流れ

【STEP1】ご相談および診察・検査
次へ
【STEP2】治療法の決定
次へ
【STEP3】治療開始
次へ
【STEP4】入れ歯完成
次へ
【STEP5】メンテナンス

入れ歯のお手入れ方法

【STEP1】入れ歯を外し、水洗いをします
次へ
【STEP2】専用のブラシを使ってブラッシングします
次へ
【STEP3】入れ歯洗浄液に浸けます
次へ
【STEP4】水洗いをします

※注意点
入れ歯のお手入れは、最低でも1日1度は行いましょう。基本的には、食事の後と寝る前に水洗いをします。できるだけ、入れ歯用に作られた専用のブラシで丁寧に入れ歯を磨きましょう。

入れ歯(義歯)のお支払い方法について

治療費の支払い方法に関しては、当院のトリートメントコーディネーターにご相談ください。
各種クレジットカード、銀行系の低金利医療ローン、大手信販会社の医療ローンもご利用いただけます。

歯周病の検査と診断書

歯周検査結果が一目で分かる診断書(業務記録)を作成しています。

歯周病治療

歯周病の検査は歯周ポケット検査、歯の動揺度検査、プラーク付着検査を行います。このデータは担当の歯科衛生士が患者さまの現在の状況が過去も含め、どのような経緯や状態にあるのかが一目でわかるように記録しています。また患者さまにあった対策や改善方法もわかりやすくご説明します。

【歯周組織精密検査】
歯周病の検査は歯肉の状態、歯周ポケットの測定、エックス線検査を行い、歯みがきの方法(清掃状態)、や全身の病気、喫煙、食生活などから歯周病の要因も調べます。むし歯や不適合なかぶせ物・入れ歯・歯並びなど間接的な原因があれば、改善する必要があります。

歯周病(歯槽膿漏)の治療法

1.軽度歯周病の治療【スケーリング】歯周病の治療法
軽度の歯周病の場合には歯についた歯石をまず取り除くことから始めます。歯についた歯石は日頃の歯みがきで取ることはできません。そこでスケーリングという歯石を除去する作業を、歯科衛生士が行います。

症状が軽い場合にはスケーリングと歯みがき指導を行います。歯みがきをきちんと行うこと(プラークコントロール)で軽度の歯周病は改善されます。

2.中度歯周病の治療【SRP:スケーリング・ルートプレーニング】歯周病の治療法
中度の歯周病の場合には歯石を除去する作業(スケーリング)で歯石除去後、歯石をつきにくくするために歯面を平らにするルートプレーニング(根面の滑沢化)を行います。上部にある縁下歯石はこの作業で取り除くことができます。歯みがき指導と合わせて歯周病の改善を歯科衛生士が行います。

3.重度歯周病の治療【FOP:歯肉剥離掻爬術】歯周病の治療法
重度の歯周病の場合、歯肉の奥の方に歯石(縁下歯石)があり、スケーリング・ルートプレーニングでは完全に除去することができません。そこでFOP歯肉剥離掻爬術といわれる外科的な処置を歯科医師が行います。FOPとは、歯肉剥離掻爬術とは歯肉を剥離し、歯周ポケット内の歯石や肉芽組織などをかき出す外科的手術です。(FOPは提携歯科医院であるますだ歯科では保険適応で治療が受けられます)

●歯周外科治療、フラップ手術(periodontal surgery、flap operation、FOP)
歯周外科治療とは歯周病の治療法の1つで、プラークコントロールやスケーリング・ルートプレーニングを行っても症状が改善しない部分に対して行なわれる治療です。フラップ手術(FOP)、歯肉剥離掻爬術と呼ばれることもあります。具体的な治療法としては、まず局所麻酔を行い、メスで歯肉を切って骨を出します。そうすることによって、通常では見ることが出来なかった部分が丸見えになりますので、スケーラーを使って徹底的に歯石を取ります。

さらに必要に応じて、

4.重度の歯周病治療(保険外治療)【歯周再生療法】
歯周病が歯肉の奥まで進行し、歯周組織の破壊がひどく、FOPでも改善が見込まれない場合には、歯周組織を回復させる手術ための歯周外科手術が必要になります。その際に保険外オプションで歯周組織再生療法、メンブレンやゲルと呼ばれる歯周組織再生材料を用い、骨移植や骨の整形を行い、歯周組織を回復させる治療を行います。この治療を「歯周再生治療」と言います。

歯周病の中の歯周炎にかかりますと、歯を支えている骨が吸収して段々と歯が動いてきます。その失われた骨を再生する事ができるようになってきました。それを可能にしたのは、GTR法とエムドゲイン法です。

GTR法(Guided Tissue Regeneration)とは、1980年代の半ばに登場した方法で、簡単に言うと、 骨の無くなった部分に、医療用のゴアテックスの皮膜を設置して、骨を再生させようとする方法です。ただ、この方法は、難しく熟練した歯科医師の腕が必要です。歯肉の下にそーっと ゴアテックスの膜をはさんで縫合する方法ですが、欧米人に比べて歯肉が薄いアジア系の人種の場合は手術は難しく、術後何日かして膜が露出してしまったりして感染する事があり骨はできないこともあります。

なかもずデンタルスタジオではこのGTRのオペが可能です。症状によっては他にも、エムドゲインという物質を使う歯槽骨の再生療法があります。

再生療法

歯周病で歯根膜、歯を支える歯槽骨が吸収され歯が動く状態になっているときに、歯根膜、歯槽骨の再生を促すために行う外科的治療法で、「GTR(組織再生誘導)法」と「エムドゲイン」の2つがあります。

・どちらの治療法も骨と一緒に歯根膜も一緒に再生する
・下準備として歯石をしっかり取っておくことが不可欠

どちらも術後の患部を清潔にし、歯槽骨を破壊する細菌の増殖を防ぐために歯科衛生士の定期的な掃除が必須です。また、手術箇所を触らないような掃除が必要なため、歯科衛生士が口腔内管理することが不可欠です。

基本的知識
・歯肉の再生スピードははやく、歯槽骨の再生スピードは遅い
・骨の減った部分(隙間)を骨で埋めるためには、この隙間をキープすることが必要
・保護された歯周組織(歯槽骨・歯根膜)は、1ヵ月に約1mm程度の速さで再生、数ヵ月で新しい歯槽骨と歯根膜が再生するといわれている(個人差あり)

隙間をキープするためにすること
歯肉が隙間に入っていくのを防ぐことが大事です。(隙間がなくなると骨が再生する場所がなくなる。)そのために、歯肉と隙間の境目に歯根膜を再生させます(隙間の確保)。

治療法
GTR(組織再生誘導)とエムドゲインの2つの方法があります。ただし、どちらも水平に減っている場合は適応不可となります(部分的な症例のみ)。

GTRについて詳しく
エムドゲインについて詳しく

GTR(組織再生誘導)法

GTRとは
Guided Tissue Regenerationの略。GTR(組織再生誘導)法とは、歯周病などによって歯肉・歯根膜・歯槽骨などの破壊された歯周組織の再生を誘導する治療方法です。

治療について
歯周病や歯槽膿漏で溶かされた歯槽骨は、歯周病治療を行っても再生されません。これは、歯槽骨が自然治癒により再生される前に、周りの歯肉が回復し、本来歯周組織が再生されるスペースを埋めてしまうからです。骨は歯肉と比べて、再生するために何倍もの時間がかかります。そこで、歯槽骨や歯根膜が回復するまで歯肉が入らないようにスペースを確保し、歯周組織の再生を行うGTR(組織再生誘導)法があります。とはいえ、骨を作りたい部分に骨よりも先に歯肉が再生してしまうと、目的の骨ができません。歯周組織の再生には「GTR法」という再生療法があります。この治療法は、直接骨を作るのではなく、骨を作る細胞を誘導することで骨の再生を促します。初期から中期全般の歯周病の進行を食い止めることが期待できますが、重度に進行し全体的に歯の吸収が進んでしまっている歯周病には、適応外となります。

GTR(組織再生誘導)法は、歯周ポケット内部をキレイに清掃(スケーリング・ルートプレーニング)した後、生体適合性に優れているメンブレンと呼ばれる人工の膜を用いて骨再生のスペースを確保して歯周組織が再生するスペースを保護する、骨の失われた部分に歯肉が入り込むのを防ぐことで骨の再生を待つ歯周組織再生法の一つです。保護された歯周組織(歯槽骨・歯根膜)は、個人差はありますが1ヵ月に約1mm程度の速さで再生するといわれています。

※「GTR法」で使用されるメンブレンは、非吸収性のチタンやフッ素樹脂、または生体内で分解されるコラーゲンなど、生体適合性に優れているとされる人工材料から作られています。

治療の流れ
1.患部を清潔にします
まずは、歯肉をめくり付着した歯石・歯垢をキレイに除去し、歯周病に侵された歯槽骨の表面を取り除きます。歯周組織を清潔な状態いします。

2.人工膜(メンブレン)で覆います
歯槽骨や歯根膜が不足している部分を、人工膜(メンブレン)で覆うことで、歯槽骨などの硬い組織が再生するときに歯肉などの軟らかい組織の混入を防ぐことができます。

3.歯槽骨や歯根膜の再生を待ちます
骨が再生するまで生体内を清潔な環境で保ち、粘膜の侵入を防ぎながら歯槽骨や歯根膜の再生を待ちます。個人差がありますが、数ヵ月で新しい歯槽骨と歯根膜が再生します。

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エムドゲイン

歯周組織再生材料のエムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするタンパク質の一種で、この製品は歯周組織回復のため世界39カ国で使用されています。しかし保険は適応されていないので自費治療となります。

エムドゲインとはエムドゲイン
スウェーデンの幼弱な豚の歯の芽(歯胚と言います。)から抽出したタンパク質の1種です。エムドゲインは商品名で、一般名エナメルマトリックスデリバティブです。スウェーデンのビオラ社で開発生産され世界40カ国以上で使用されています(莫大な数の論文が世界中で発表されています)。日本の厚生労働省の承認ではありますが、健康保険診療の適応外治療となります。

エムドゲイン見た目や性状は、サトイモの煮汁にそっくりです。(鍋の底にたまったドロドロしたもののイメージ。)

作用:歯が生えてくる時と同じ環境を作りだすことによって、再度骨を歯の周囲に呼び込んで骨を再生させます。

<どんな歯周病にも使える?>
部分的に骨が吸収してしまった場合にのみ効果があります。例えば、歯の周囲360度の骨が水平的に下がってしまっている様な場合、骨を再生させる事はできません。

<準備>
基本的な歯周病の治療が一通り終わっている必要があります。つまり歯ブラシがしっかり使える様になっている事及び、歯石の除去等が終了している事です。歯ブラシの使い方が悪い場合や、きっちりとした歯周病の治療ができていないと、このエムドゲインを使っても意味がありません。尚、きちっとした歯周病治療とは、歯ブラシの正しい使用法を理解し、その上に、エムドゲインを必要とする部分の様な場合、局所麻酔をした状態において、しっかり歯石が除去されていることを意味します。

<実際の使用方法>
歯茎を切開して、歯の面を徹底的に掃除をしてから、酸処理をしてエムドゲインを塗布後に縫合して完了。GTR法よりは簡単ですが、ある程度縫合をしてから エムドゲインを塗布しないとサトイモの煮汁状ですので、塗布してから縫合していると流れ出てしまいます。また、この段階でまだ沢山の歯石が残っているよ上手くいきません。そのため、この前の段階で殆どの歯石をとっておく必要があります。

<術後のケア>
1ヶ月位は、歯間ブラシや、デンタルフロスでなどで刺激せず、そーっとしておくことが重要です。周囲を磨く事はかまいませんが、あくまでもエムドゲイン を塗布したところは触れないようにします。補助的な手段として、クロルヘキシジンを含有したコンクールと言うウガイ薬やリステリンを使っていただきます。そして 定期的に来院していただき、歯科衛生士がその部分をさわらないように、掃除をします。歯周病は慢性病です。エムドゲインを使って骨を再生させても、その骨を溶かす細菌が増えだす環境ですと、再度発症となりますので、定期的なポケット内の清掃をかかせないようにして下さい。

エムドゲインゲルを使用した歯周再生治療法について
●手術前の作業
レントゲンや歯周ポケットの検査など、治療に必要な検査を行います。歯周再生療法が行えるかどうかは歯周病の程度、患者様の健康状態など様々な検査を元に診査診断いたします。

●歯周外科手術
歯周外科手術は麻酔をかけ、歯肉を切開、剥離します。次に剥離した部分の歯面表面の清掃を行い、完全に歯石を除去します。清掃後は歯周組織再生材料のエムドゲインゲルを塗布し、切開した部分を縫合し手術は終了です。手術時間は約1時間で、手術後しばらく休んでいただいた後は帰宅できます。抜糸は2~6週間後に行います。
※歯周外科手術は治療についての注意、治療方法詳細の説明後、患者様の同意を得た上で行います。

エムドゲインエムドゲイン

●手術後
手術部分は指や舌でさわらないよう注意が必要です。術後3~6週間は消毒薬で口の中を洗浄していただき、必要な場合は抗生物質を処方します。

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ホワイトニングをより詳しく

ホワイトニングとはホワイトニング
1989年にアメリカで実用化された技術。歯の表面に付着した色素を落とすだけでなく、歯の表面を削ったり傷つけたりすることなく、歯の中にある色素を分解して歯の明るさを上げて歯自体を白くしていきます。

以前はホワイトニングを「色素を抜くこと」から「ブリーチング」と呼んでいました。ただ、ブリーチという言葉には、強力な薬品を使って髪の毛や衣類を漂白することを連想させるため、1990年初頭に米メーカーの発案でホワイトニングという言葉が使用されるようになり、定着しました。

大きくわけて歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングがあります。

どうして歯を白くできるの?
ホワイトニング剤にライトを当て、薬剤を活性化させます。(ホワイトニングに使用している「過酸化水素」は、分解の際にフリーラジカルを発生させます。)ホワイトニング剤が分解するときに発生する水酸基ラジカル(OH')が歯の着色有機質に含まれている「二重結合部分」を切断、分解。(このとき酸素も発生しますがホワイトニング効果はありません)着色有機質は分子が小さくなり、色がなくなってきます。この無色化によって、歯の明るさ(明度)を上げて白くする方法が「ホワイトニング」です。色素を分解された歯は透明感(明度)が上り白くなります。

歯の明るさを上げて白くするため、かなり白くしても、自然な感じで白くなります。
ホワイトニングは物質を溶かすのではなく、色が変わるだけです。歯自体を溶かしたり、傷つけることはないので安心して下さい。

オフィスホワイトニングでは、この反応を促進させるために、光やレーザー、プラズマなどを当てます。また最近では触媒として二酸化チタンや窒素などを配合して、反応を促進しています。

そのほかの作用
歯の着色を分解して白くするほかに、補助的なものとして下記のようなものがあります、一時的なもので、すぐに効果はなくなります。

・歯の表面の乱反射
ホワイトニングを行うと、薬剤によっては一時的に歯のカルシウムが溶け出して、歯の表面が荒れ、光の乱反射によって白く見えることがあります。この作用は、カルシウムが戻る1時間程度で、元に戻ってしまいます。

・歯の乾燥
歯にはペリクルという、タンパク質の保護膜がありますが、ホワイトニング直後は、このペリクルがはがれてしまい、歯が乾燥しているため、白っぽく見えています。この作用はペリクルが再生する24時間以内には、元に戻ります。

ホワイトニングは安全?
ホワイトニングの研究は100年以上前の1844年から行われています。米国では約20年前から実用化され、今ではドラッグストアや百貨店などで普通に販売されているほど生活に浸透しています。

●ホワイトニングに使用される薬剤について
米国の食品医薬品局や日本の厚生労働省でも認可され以下の多くの大学や研究機関などで安全性が確認されています。

アメリカ:ニューヨーク大学、ニュージャージー医科歯科大学、ロマリンダ大学、インディアナ大学
日  本:昭和大学、日本大学、東京医科歯科大学、岩手大学など

歯を軟化させたり、傷めたりすることなく安全に白くすることが出来ますので安心してください。

●ジェルについてホワイトニング
ホワイトニングには通常、過酸化水素を使用して歯を白くします。過酸化水素は、消毒剤として一般的に使用されているのをはじめ、食品添加物にも使用されており、人体でも肝臓で1日に約6.5gの過酸化水素が作られています。またホームホワイトニングで使用されている過酸化尿素は、歯茎の治療薬としても使用されています。ホワイトニング剤の中には、pHが低いものがあり、一時的に歯のカルシウムが溶け出す脱灰という現象を起こしますが、唾液の作用で1時間以内にはカルシウムが戻る「再石灰化」が起こることが分かっています。このリスクはコーラを飲んだ時と同程度です。以前は酸を使用してホワイトニングを行っていた時代もありましたが、現在はほとんどの製品で酸を使用していません。

●ライトについてホワイトニング
ホワイトニングには可視光線領域のライトやレーザー、LEDなどを使用します。中には近紫外線であるUVAを若干含んでいるものもありますが、紫外線そのものではありません。薬事法が厳しい日本や、訴訟大国のアメリカで認可されているシステムであれば、正しい使い方をしていればどれも安全性に問題はありません。

●熱について
オフィスホワイトニングに使用する機械の中には、熱が出るものがあります。これはホワイトニング剤を活性化させるためにわざと熱を出しているのですが、温度が50度近くになることもあります。しかしCRAというアメリカの研究機関の報告では、お薬表面の温度は50度近くになっても、歯面の温度は体温にも満たないことが確認されています。この熱はお薬を活性化させるためだけのものですので、歯の神経には全く影響がありません。

歯のクリーニングとは違うの?
歯のクリーニングとは歯の表面についた色素(ステイン)を磨いて落とし元の歯の色に戻すこと。
歯が黄色い人の中には、ヤニや茶渋などの色素で歯が黄色くなっていることがあり、歯のクリーニングだけでもかなり白くなることもあります。もし1年以内に歯のクリーニングを受けていなかったら、まずはクリーニングを試してみてください。ホワイトニングをするにもこのクリーニングは必要です。歯の表面に汚れや色素がついているとホワイトニング剤の成分がこの汚れに吸収されてしまい、効果が半減してしまいます。歯を白くする第一歩は歯のクリーニングです。歯のホワイトニングは、歯の表面の色素を落とすクリーニングと違い、歯自体の色を白くします。

歯は何で変色するのですか?
歯の変色の原因は大きく分けて歯の内側からのものと外側からのものがあります。
歯の内側から黄色くなる原因の多くは加齢による変色です。歯には半透明のエナメル質の内側に象牙質という黄色い層があるのですが、さらにこの内側を歯の神経と血管が通っています。生えたての歯の象牙質は淡いクリーム色をしているのですが、肌の老化と同じで新陳代謝によって年々この色が濃くなってきてしまいます。またエナメル質も毎日の歯磨きや歯軋り、毎日の食事などで薄くなり、内側の象牙質の色が強くなってきてしまいます。この二つの相互作用により歯の色が黄色くなってきます。また、紫外線によっても歯の色が濃くなることがあります。年齢とは関係なく歯の神経をとってしまったり神経が死んでしまったりした場合でも象牙質が茶色に変色してきます。これは歯に栄養が行き渡らなくなったためで、一種の老化現象といえます。歯を白くすることはつまりアンチエイジングということです。

テトラサイクリンという抗生物質によっても象牙質の色が変色します。永久歯の象牙質ができてくる乳児から12歳くらいの間にこの薬を長期間飲むと象牙質に色素が沈着してしまい、歯の色がかなり濃くなったり歯に縞模様ができたりします。色は薬の種類によってグレーや茶色、オレンジ色などさまざまです。いずれにしても色が濃い場合には歯のクリーニングやホワイトニングだけでは白くする事が難しい場合があります。この他にも全身疾患によって歯の色が変わってしまうことがあります。またエナメル質ができるときに多量のフッ素を摂取すると、歯に白い斑点ができたり、一部分が茶褐色に変色することがあります。

ホワイトニング次に歯の外側から起こる変色の原因ですが、まずなんと言っても飲食による歯への着色がNo.1です。タバコはもちろん、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、コーラなどの飲み物、カレーなど香辛料の強い食べ物、チョコレートなど日常口にしているものでも色素が歯についてしまいます。また、口紅も注意が必要です。その他ではむし歯によるものがあります。初期むし歯は白くにごった色になり、表面がざらざらしてきます。さらに進行すると茶褐色や黒っぽくなってきます。こうなってくるとむし歯を削って詰めなければなりません。また、むし歯の治療で詰めた金属が原因で黒っぽくなってくることがあります。この場合は原因となっている金属をはずし、黒くなってしまった部分をすべて削り取り白い材料で詰めなおす必要があります。これらむし歯が原因で起こってしまった変色には残念ながらホワイトニングの効果がありません。歯を白くする場合にはこれらの治療を済ませてからホワイトニングを行ってください。

歯の内側から黄色くなる原因の多くは加齢による変色です。歯には半透明のエナメル質の内側に象牙質という黄色い層があるのですが、さらにこの内側を歯の神経と血管が通っています。生えたての歯の象牙質は淡いクリーム色をしているのですが、肌の老化と同じで新陳代謝により年々この色が濃くなってきてしまいます。またエナメル質も毎日の歯磨きや歯軋り、毎日の食事などで薄くなり内側の象牙質の色が強くなってきてしまいます。この二つの相互作用により歯の色が黄色くなってくるのです。また、紫外線によっても歯の色が濃くなることがあります。年齢とは関係なく歯の神経をとってしまったり神経が死んでしまったりした場合でも象牙質が茶色に変色してきます。これは歯に栄養が行き渡らなくなったためで、一種の老化現象といえます。歯を白くすることはつまりアンチエイジングということです。

●抗生物質(テトラサイクリン)
テトラサイクリンという抗生剤によっても象牙質の色が変色します。永久歯の象牙質ができてくる乳児から7歳くらいの間にこの薬を長期間飲むと象牙質に色素が沈着してしまい歯の色がかなり濃くなったり歯に縞模様ができたりします。色は薬の種類によってグレーや茶色、オレンジ色などさまざま。いずれにしても色が濃い場合には歯のクリーニングやホワイトニングだけでは白くする事が難しい場合があります。この他にも全身疾患によって歯の色が変わってしまうことがあります。

●フッ素
エナメル質の形成期に多量のフッ素を摂取すると、歯に白い斑点ができたり、一部分が茶褐色に変色することがあります。この白斑はホワイトニングを行うことによって逆に目立ってしまう場合があり注意が必要です。軽い場合はホワイトニングで改善できますが、白斑が大きい場合や茶褐色が強い場合にはホワイトニングで白くならないことがあります。

【宝塚班状歯訴訟】
日本で昭和46年に【宝塚班状歯訴訟】という事件が起こりました。水道水にフッ素を入れることでむし歯を減らすことができることはすでに実証されており、欧米では一部の地域を除き実施されています。日本でも1960年代後半から水道水のフッ素化を兵庫県宝塚市と西宮市で始めたのですが、フッ素1ppmのところを倍量の2ppmのフッ素が入ってしまったのです。その結果、この水道水を飲んだ人たちにフッ素中毒の症状が出てしまい、訴訟問題にまで発展、フッ素を水道水から除去せざるを得なくなってしまったのです。
この事件以来、フッ素は危険ではないかという風潮が広がり日本の上水道のフッ素化が遅れているといわれています。フッ素中毒の症状のひとつに「歯牙フッ素症」というものがあります。エナメル質ができる乳児から7歳くらいの間にフッ素を過剰に摂るとエナメル質に白い斑点ができたり茶色くなったりしてしまうのです。軽度の歯牙フッ素症はホワイトニングで改善されますが、重度の場合は歯のマニキュアやセラミックス治療でなければきれいにすることができません。

●外側からくる変色
次に歯の外側から起こる変色の原因のNo.1は、飲食による歯への着色。タバコ、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、コーラなどの飲み物、カレーなど香辛料の強い食べ物、チョコレートなど

日常口にしているものでも色素が歯についてしまいます。口紅も注意が必要です。その他ではむし歯によるものがあります。初期むし歯は白くにごった色になり、表面がざらざらしてきます。表面だけの初期むし歯であればティースポリッシングによってきれいにすることができますが、さらに進行すると茶褐色や黒っぽくなってきます。こうなってくるとむし歯を削って詰めなければなりません。そうなる前にお手入れをしてきれいな歯を保つことが大切です。

また、むし歯の治療で詰めた金属が原因で黒っぽくなってくることがあります。この場合は原因となっている金属をはずし、黒くなってしまった部分をすべて削り取り白い材料で詰めなおす必要があります。これらむし歯が原因で起こってしまった変色には残念ながらホワイトニングの効果がありません。歯を白くする場合にはこれらの治療を済ませてからホワイトニングに移ります。

代表的なものを挙げましたが歯の変色の原因には少数のものを含めるとまだまだあります。

ホワイトニングで歯に沁みることがありますか?ホワイトニング
かき氷やアイスクリームを食べて歯にしみるようにホワイトニングをしているとたまにツンと軽い痛みがあることがあります。ホワイトニングの薬が氷と同じように歯にしみて起こる現象で、健康な歯の人にも起こることがあります。

歯の構造は表面がエナメル質、その下に象牙質があり、歯の中心にある神経を保護しています。この象牙質に何らかの刺激が加わると痛みを感じるのですがこの症状を知覚過敏といいます。エナメル質には知覚がありませんが、歯軋りによって歯の先が削れてしまっている場合や不適切な歯磨きで歯の根元がくびれてしまっている場合、年とともにエナメル質が薄くなってきた場合は、象牙質まで刺激が届いてしまいます。また、エナメル質のひびや詰め物の隙間も刺激が象牙質に届きます。

ホワイトニングの薬は消毒薬を濃くしたものを使用しています。傷口に消毒薬がしみるのと同じことが歯でも起こります。象牙質が出てしまっているところはいわゆる傷口と同じです。ここに消毒薬をつけるとしみてしまいますので明らかにこの傷があるようなところにはホワイトニング剤を塗りません。また細かいひびはお肌の荒れと同じです。このひびはエナメル質に含まれる水分と関係があり、年とともに増えてくるもので普通は問題ありません。傷がなくても肌が荒れていると消毒薬がしみることがありますが、これと同様、エナメル質に細かいひびがあると、ホワイトニング剤がこの細かいひびを伝って、少しずつしみてくることがあります。ただこのしみは歯に対して害はなく一過性のものですのでホワイトニングが終われば、ほとんどのしみはなくなります。もし知覚過敏が起こった場合には、知覚過敏用の歯磨きやフッ素配合の歯磨きを使用することでおさまります。

ホワイトニングの種類によって、日本人に向き不向きがありますか?
日本人は白人に比べて、エナメル質が薄くできています。エナメル質が薄いと、ホワイトニングの際にしみやすいのですが、これは薬剤濃度と関係があります。お薬の濃度が高いと、光を当てなくても短時間で知覚過敏が起こることがあります。光を使用していないシステムや、光の効果が弱いシステムでは、30~40%の高濃度の薬剤を使用していますので、日本人の場合は白くなる前にしみてしまう可能性があります。そのため白くするためには1回の時間を短くして、何回か行う必要があります。これに対して15~25%程度の薬剤を使用し、特殊なライトや触媒を使用しているシステムは、薬剤の濃度が低くできるために、エナメル質の薄い日本人でも、1回で長時間のホワイトニングが可能になります。このほうが、歯にはやさしく、日本人向きといえます。ただこれらの歯のしみは、お薬の効果が完全に消える24時間以内には収まりますので、歯に害はありません。
ホワイトニングの効果や知覚過敏の程度は、人種よりも個人個人の歯の色や状態によって変わってきますので、日本人だからこのホワイトニングのほうがいい、というのはありません。歯をよく診査してもらってから、しみる程度とホワイトニングの効果で選ばれるほうがいいと思います。

市販のホワイトニング剤や歯磨きで歯を白くすることはできますか?
残念ながら日本では現在のところ薬事法上、市販されている歯磨きやジェルなどに歯科医院で使用しているホワイトニング剤の過酸化物を、成分に入れることが禁止されています。中には「歯を白くする」や「ホワイトニング」と謳っている製品がありますが、これは歯の表面の汚れや色素を落とすいわゆるクリーニング効果のみです。このクリーニング効果でも、「歯を白くする」や「ホワイトニング」と表示していいことになっているため、誤解が生じています。歯の表面の着色は、市販の歯磨きやジェルで落とすことができますが、歯自体の黄ばみを白くするには、歯科医院でホワイトニングをお受けください。
また海外ではドラッグストアなどで、ホワイトニング剤が配合された歯磨きやジェルを購入することができますが、日本人は欧米人に比べて歯と歯の間のむし歯が多く、知らずにホワイトニング剤を使用してしまうと、歯の神経を痛めてしまう可能性があります。特にアメリカでは高濃度のホワイトニング剤も販売されていますので、使用するのであれば必ず歯科医師に相談してから使用してください。

ホワイトニング以外で歯を白くする方法はありますか?
歯を白くする方法としては、歯の明るさを上げて白くする方法と、白の濃度を濃くして白くする方法があります。歯の明るさを上げて白くする方法がホワイトニングです。しかし歯のホワイトニングには個人差があり、歯によっては十分に白くならない場合があります。このような場合には、白の濃度を濃くする方法で確実に歯を白くすることができます。この方法が歯のマニキュアです。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはどちらがいいの?
オフィスホワイトニングで使用しているお薬の濃度は、ホームホワイトニングの約10倍
ホームホワイトニングは自分で行うホワイトニング方法です。国家資格のない一般の人が行うわけなので、効果はオフィスホワイトニングに比べるとかなりゆっくりです。

ホワイトニング時間的に余裕のない人には「オフィスホワイトニング」をおススメします。ホームホワイトニングは、慣れるまでにフェードアウトする方も多いのが現状。その理由は、自然に白くなるためにその分回数がかかるためモチベーションが下がりやすいから。また、すべてを自分で行わなければならないので、かなり面倒かもしれません。また再着色を防ぐため、食事制限がホームホワイトニングの期間中ずっと続くため、これに耐えられない方もいらっしゃいます。このため、途中でやめてしまう方も少なくありません。

ただし、抗生物質の影響で変色してしまっている方などは、ホームホワイトニングで長時間ホワイトニングを行なわないと、白くならない場合があります。

ホワイトニングに注目が寄せられる中、一時期「オフィスホワイトニング」は「ホームホワイトニング」に比べて「透明感がなくなる」といわれていたことがあります。その理由は一昔前まではホームホワイトニングが「中性」だったのに、オフィスホワイトニング剤は「酸性」だったから。現在の最新のオフィスホワイトニング剤は、施術直前に中性にして使用するため、透明感がなくなることはありません。

裏側から矯正をしている方や、歯並びが悪い方は、オフィスホワイトニングは可能ですが、ホームホワイトニングはできません。胃に障害がある方、糖尿病の方もホームホワイトニングは避けたほうがいいでしょう。光過敏症の方やてんかん、呼吸器系に異常がある場合、膠原病の方、ペースメーカーを使用している方は、オフィスホワイトニングができない場合があります。

ホワイトニング用語集
アルゴンレーザー
光に近いレーザーでネオンサインなどにも使用される。457~514nmの波長をもつため、ホワイトニングやむし歯治療に利用されていたが、機械が製造中止となったため、アルゴンレーザーを使用したホワイトニングは現在ではほとんど行われていない。

インターナルブリーチ
神経がない歯の内側にホワイトニング剤を入れて、ホワイトニングを行う方法の総称。通常はプラズマやレーザー、ハロゲンライトなどを当てて白くするオフィスホワイトニングで行われるが、ホームホワイトニングと併用することもできる。

LED
LEDはLight Emitting Diodeの略。ホワイトニングに使用される。

オフィスホワイトニング
歯科医院(OFFICE)で行うホワイトニング。通常はレーザー、ハロゲンライト、プラズマライト、LEDなどを使用する。システムによって様々な種類がある。

クリーニング
歯の表面についた色素(ステイン)を磨いて落とし、元の歯の色に戻すこと。歯の色自体は白くならない。

シェードガイド
ホワイトニングの時に使用する歯の色のガイド。通常明るさ順に並んでおり、左の方が明るい。

タッチアップ・ホワイトニング
ホワイトニング後の白さを維持するメンテナンスのホワイトニング。通常半年~1年に1回程度。リタッチともいう。

知覚過敏
歯が沁みる症状。通常はホワイトニングを終了して24時間以内に消失する。

テトラサイクリン変色歯
テトラサイクリンとは、テトラサイクリン系抗生物質の総称で、乳幼児期に服用すると歯の象牙質や骨に着色を起こし、容易に除去することができない。テトラサイクリン系の抗生物質には、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン、クロールテトラサイクリンなど20種類以上あり、種類によって着色の色が違う。この色は紫外線によって濃くなるため、光が当たる前歯の色が特に目立つ。

デュアルホワイトニング
コンビネーションホワイトニングとも呼ばれ、2種類以上の異なったホワイトニングを組み合わせる方法。一般的にはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う。

二酸化チタン
ホワイトニングの効果を上げるための触媒。特定の波長の光に対して効果を表す。

ブリーチング
ホワイトニングと同じ意味。過酸化水素が分解する際に発生するヒドロキシラジカルやヒドロペルオキシラジカルなどのフリーラジカルが、歯の着色有機質の二重結合部分を切断し、低分子化することにより起こる「無色化」により、歯の明度を上げることにより白くする方法。医学的にはブリーチングが正しい。

フリーラジカル
過酸化水素が分解したときに発生する電子対を持たない分子。スーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、ヒドロペルオキシラジカルなどにホワイトニング作用がある。

ペリクル
歯の表面を保護するタンパク質の保護膜。ホワイトニングによって一時的に消失する。

ホームホワイトニング
マウスピースを使用して、自宅で自分で行うホワイトニング。デイタイプとナイトタイプがある。

ホワイトニング
ブリーチングと同じ意味。最近では一般的にはホワイトニングを用いることが多い。

リタッチ
ホワイトニングを再度行うこと。

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ホワイトニング

健康なお口が維持できるようになったら、次は輝くような白い歯を手に入れたい。そんな願いにも、安心・安全の技術でお応えします。

ホワイトニング

当院では、患者さまのご都合やご要望に合わせて選んでいただける3種類のホワイトニングを用意しております。お口の中の状態には個人差がありますので、まずはお気軽にご相談ください。

またセラミックなどの被せ物などを入れる際に、先にホワイトニングを行ってからその白さに合わせて被せ物を製作する、という患者さまもいらっしゃいます。ご興味がある際は、被せ物の治療を始める際に医師やコーディネーターにご相談ください。

当院が採用するホワイトニング

当院では自然で快適なホワイトニングを行っていただけるよう、ポリリン酸ホワイトニングを採用しています。

●ポリリン酸ホワイトニング
ポリリン酸はさまざまな生物の体の中にある成分です。また食品にも含まれており、安全性が認められています。

ホワイトニングは、当院で行っていただく「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で患者さまご自身に行っていただく「ホームホワイトニング」。また、来院+ご自宅の両方で行う「デュアルホワイトニング」があります。

オフィスホワイトニングオフィスホワイトニング
ポリリン酸薬剤を歯の表面に塗布し、専用の光を当てて短時間で歯を白くします。従来のホワイトニングのように、歯に対しての刺激や痛みがほとんどなく、白さが後戻りしにくい利点があります。お忙しい方や、ご自身でのケアに不安を感じる方などにおすすめです。

ホームホワイトニングホームホワイトニング
患者さまに合わせた専用キット(マウスピース)を製作後、ご自宅で行っていただく方法です。ご自宅用として薬の濃度を落としているため、オフィスホワイトニングよりも白くなるまでに日数を要しますが、時間をかける分だけ白さは増し、後戻りもしにくい方法です。費用が安いメリットや、ご自身のペースでできる気軽さも好評です。

デュアルホワイトニングデュアホワイトニング
デュアルホワイトニングは、コンビネーションホワイトニングとも呼ばれ、2種類以上の異なったホワイトニングを組み合わせる方法です。一般的にはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行います。より効果がアップし、さらに白さも長く持続させられる利点があります。

ホワイトニングをより詳しく

ホワイトニングの長所と短所

<ホワイトニングのメリット>
自分の歯を削ったり、傷めたりすることなく白くすることができます。できるだけ自分の歯でと思っている方に。オフィスホワイトニングは短い期間で白くすることができます。歯の明るさを上げて白くしていくため、透明感のある自然な白さになります。回数によって、白さを調整できます。少しだけ白くしたい場合や、他人に気づかれずに白くすることも可能です。歯は削りません。自分の歯がある限り、何度でも繰り返しホワイトニングをやり直すことができます。セラミックなどで白くした場合、1本十数万円かかってしまいますが、ホワイトニングは安価にできます。

<ホワイトニングのデメリット>
セラミックや樹脂の詰め物、プラスチック製の入れ歯など、人工のものは白くすることができません。お口の中にこういったものがある場合は、ホワイトニングの後にやり直したほうがいい場合があります。ホワイトニングは、歯の明るさをあげて白くするため、残念ながら紙のような白さにはなりません。紙のような真っ白な歯をご希望であれば、セラミックやマニキュアをお勧めします。歯の色が濃い場合や歯に縞がある場合、神経がない歯などは、回数がかかったり、均一に白くできない場合があります。ホワイトニングの白さは永久ではありませんので、白さを保つには定期的なメンテナンスが必要です。歯の状態によっては、ホワイトニングのお薬が歯にしみることがあります。通常は24時間以内に収まり、歯に悪影響はありませんが、心配であれば歯科医師に相談してください。

その他のホワイトニング

マニキュアの最大の特徴は歯を削らないことにありますが、そのために若干の厚みが出てしまうこと、天然の歯やセラミックの歯に比べると少し透明感に欠けます。厚くなることに抵抗のある人や、透明感が欲しい人はダイレクトボンディングやラミネートベニヤをオススメします。ただし費用は歯を削るため高くなります。

ウォーキングブリーチ
神経がない歯を白くする場合に行なう方法でかなり古くから行なわれています。神経の穴の中にホワイトニング剤を注入し仮詰めして帰宅してもらいます。椅子に座ってホワイトニングしてもらうのではなくホワイトニング剤を中に入れたまま歩きながら歯を白くするためこの名前が付きました。従来はこの方法が最もポピュラーで効果も高かったため神経がない歯には頻繁に行なわれていましたが、ホワイトニング技術が発達し、ウォーキングブリーチをしなくても神経がない歯を白くできるようになったため現在ではあまり行なわれていません。

インターナルブリーチ
神経がない歯の内側にホワイトニング剤を入れて、そこにプラズマやレーザー、ハロゲンライトなどを当てて白くする方法です。通常はオフィスで行われますが、ホームホワイトニングと併用することもできます。またオフィスホワイトニングの他のシステムと組み合わせて行うこともできます。最近では神経がない歯は、ウォーキングブリーチに代わってこの方法が多く行われるようになりました。

拡大鏡による精密診療、限りなく自然に近い美しい歯のご提供を

患者さまの歯に最善の詰め物や被せ物をお作りしたい。歯科医師と技工士が連携して、患者さまの自然で美しい口元に仕上げるために全力を尽くします。

審美歯科

「笑ったときに見える銀歯を何とかしたい」
「スポーツで欠けてしまった前歯をキレイにしたい」

そんなお悩みにもお応えできるよう、保険診療の範囲では選べなかった「見た目」や「装着感」が良い材料を各種取り揃えています。経験と技術を駆使し、患者さまのお口にしっくり合った「自然な口元」の再現をお約束いたします。

自然で永続性のある補綴物(詰め物・被せ物)へのこだわり

詰め物や被せ物をお作りする際、当院では「白さ」ではなく「患者さまの天然の歯に近い自然さ」にこだわります。さらに見た目(色)だけに重点を置くのではなく、噛み合わせなどの機能面(形)も重視します。

自然で永続性のある補綴物

自然で永続性のある補綴物技工物の作成コンセプトとしているのは、本物の歯と同様にしっかりと噛むことができ、メンテナンスも簡単で長持ちする技工物をご提供すること。

当院の歯科技工士は「セラミスト」というセラミック専門の技工士です。歯科技工物は人工臓器、だからこそさまざまな視点からこだわり抜いて技工物を製作しています。豊富な経験と実績、すぐれた技術でお口にお悩みをお持ちのすべての患者さまにご満足いただける「自然な」歯科技工物を作製しています。

正確な診査と治療
噛み合わせなどの「機能面」をきちんと整えるためには、正確な診査に基づいた厳密な調整を行うことがとても重要です。そのため、検査を行ったあとには、口腔内全体を把握した上での調整や治療を心がけています。

治療には必ず拡大鏡を使います。細部までしっかり把握し、寸分の狂いもなく調整していくことに努めています。また、患部だけでなく、ほかの歯や歯ぐき全体の健康維持にも細心の注意を払います。

技工所と密に連携自然で永続性のある補綴物
当院には専用の技工所があり、セラミック専門の技工士は院内に常駐しています。毎回の診察に立ち合い、技工士自らが直接患者さまのお口の写真を撮影したり、型取りを行ったりします。ご要望も細かく伺いながら、ていねいに製作準備を進めます。

5つのこだわり

1.機能性5つのこだわり
詰め物、被せなどの歯科技工物は、治療に伴い欠損してしまった歯を埋めるためのもの。見た目の審美性はもちろんのこと、もともとの患者さま自身の歯と同じように気持ちよく噛めるものということが大切なポイントのひとつです。日常の使用感や患者さまの細やかなご要望にも最高の状態でお応えできる技工物をお届けしたいと常に考え、製作に取り組んでいます。

2.色の再現性5つのこだわり
求めているのは「白い歯」ですか?それとも「より自然な歯」でしょうか?患者さまのご希望をカウンセリング時やその時々にきちんとお伺いし、ご希望にあった治療方法をおススメすると共に患者さまのご要望に近い技工物をご提供するために、直接歯科技工士自身が、口腔内写真の撮影を行うこともあります。

3.清掃性5つのこだわり
技工物が長持ちするかどうかは、正確な型どりなど正確な治療だけでなく、装着後の清掃しやすいかどうかに大きく左右されます。当院では、歯科技工士が直接石膏の流し方不適合の技工物は、歯間ブラシの使用がしにくい場合もあり、そういったものは清掃性の悪さのために適切なメンテナンスが困難です。そういった問題のない「より清掃しやすく、メンテナンス性の高い」技工物を作製することによって、快適に使い続けられる技工物をご提供致します。

4.咬合5つのこだわり
噛み合わせが整っていることは、自然で美しだけでなく快適な使用感に大きく影響します。審美性はもちろんのこと、機能性の面も重要視してかみ合わせにこだわった技工物を作製し、より高品質な技工物をつくる為に技工物の指示書はオリジナルのものを使用し、患者さまにご満足いただける、使いやすくしっかりと噛める歯を作製します。

5.タイアップ5つのこだわり
ドクターが必要に応じ、指示書や写真だけでは伝えられない指示を出したい場合など、当技工所の室長自身が「コミュニケーションツール」として直接患者さまのチェアーにおもむき、患者さまの口腔内を診させていただくこともございます。患者さま一人一人の症例に合ったベストな技工物作製が可能です。患者さまと対面して歯の色・形など、より精度の高い技工物をご提供してまいります。

治療を始める前のカウンセリング

カウンセリング治療を行う前には、お口の中を撮影した画像を基に、専用コーディネーターによるカウンセリングの時間を設けています。患者さまのお口に一番合う材料や治療方法をご紹介し、ご要望やご質問をじっくり伺います。

●どんなきっかけでこの治療を望まれたのか
●この治療によって目指していらっしゃる目標イメージ

特にこの2点を重点的に伺い「患者さまの希望に沿った最終ゴール」に到達するための治療計画を作成します。はじめにおうかがいするご希望やお悩みをお聞きする時間については、医師は基本的に立ち合いませんので、気軽なお気持ちでどんなことでもお話しいただけます。

昔の銀歯や銀の詰め物による金属アレルギー

金属アレルギー見た目の改善だけでなく、昔入れた銀歯や銀の詰め物で、金属アレルギーが発症したケースの対応も承ります。セラミックによる詰め物や被せ物に替えることで、アレルギーの要因を取り除き、天然の歯と近い色合いで仕上がります。

歯科治療で使われる金属が原因でアレルギーを起こす可能性があることは、意外と知られていません。長年症状がなくても、ある日突然アレルギー反応が出始めることも少なくありません。気になる方は、ぜひご相談ください。

銀歯に注目してみましょう!

銀歯に注目してみましょう!

もし奥歯に被せ物をしなければならなくなったら?あなたならどちらを選びますか?

1.保険の銀歯
2.自由診療の自然な歯

「銀歯」を選択された方、その理由は?と尋ねるとほとんどの方がこれら4つの中にあてはまります。

1.笑っても見えないから
2.見た目は気にしないから
3.費用をおさえたいから
4.保険適用の素材だから悪い事はないはず

銀歯保険で診療を受けることが当たり前の日本、何も考えずに「保険適用」を選ぶ傾向にあります。けれど当院では「保険でいいよ」とおっしゃる方にも保険外の素材についてもお話をしています。その理由はただひとつ、歯を大切にしてほしいから。

歯はむし歯などで傷んでしまったらもとに戻りません。そして削ってしまったらもう元には戻せないのです。もちろん神経も同じです。とってしまったらもう元には戻せないのです。

私たちはできるだけ歯を削りたくありません。神経も取りたくありません。少しでも長く自分の歯で過ごして頂きたいと考えています。「保険診療」の役割は、必要最低限の治療で「歯の機能をとりあえず回復させる」こと。自然な美しさ、今後のむし歯のなりにくさ、歯垢のつきにくさ、変色(着色)、そうしたことに重きを置くわけではなく、今、むし歯をなくして噛んで食事がとれるように回復させること...それだけです。対して「自由診療」はもちろん審美性の高さも魅力ですが、一番の魅力は歯を永く大切に保つために用意された選択肢だからといえます。

銀歯ってどんなもの?ちょっと注目してみませんか?
<メリット>
保険適用のため費用が安い。そして素材としてみると金属なので強度が強い。

<デメリット>
色が目立つ。長期使用で金属アレルギーになる可能性があります。口の中は高温多湿、そして歯の中にも水分は含まれています。そしてその状況下では金属が錆びていくのを踏みとどまらせることはできません。時間の経過で金属が錆びて溶け出すことで歯との適合性が悪くなり、そこに入り込んだむし歯菌が詰め物の中で繁殖、知らないうちに歯がむし歯に侵されていく、そんなことが起こります。そして、溶けだした金属が歯や歯ぐきの変色を引き起こす可能性もあります。

メリットで挙げた強度についてもデメリットがあります。それは天然歯の強度は「400Mpa」。対して保険の人工歯の強度は「800〜900Mpa」。倍ほどもあるその違いが生みだす結果は...噛んだ振動が歯に伝わり、歯根への負荷がかかる、そしてその比重の大きさによって、歯を支えている歯根膜にも重さがかかり、歯根膜が痛みやすいといったマイナス面も挙げられます。そして噛み合う対合の天然歯はその強度に負けてしまい、歯ぎしりなどの癖のある方は大切な天然歯が痛んでしまう恐れがあります。

オールセラミック自由診療の素材になりますが、当院はセラミック専門のセラミストが作る人工歯「オールセラミック」をおススメしています。保険がきかないので3割負担というわけにはいきません。けれど、保険は安いように思いますが、見えているのは「負担金だけ」だから保険との差がより激しくなり、自由診療が高く感じてしまうのかもしれません。

何がいいの?それは素材の持つ特性。天然歯に近い強度(400Mpa)、セラミックの素材特性である傷つきにくさ、金属アレルギーの心配もなく透明感、自然さ、歯の細かい部分の微妙な色合いの再現など美しさも群を抜いています。そうして高いの?それは全てに工程と手間、高品質な素材、熟練の技術、歯科医が形成した土台により適合するように収縮率を考えて作業を進めています。そして自分の歯のように自然に見えるようにシェードテイクという色を正しく確認するために技工士自ら口腔内撮影を行い、歯にはステインで着色するなど、言い出すときりがない「こだわり」がつまっているからです。

自由診療は部位や生活習慣、体質などによって素材の選択肢の数が変わってきます。当院では選択肢を掲示し相談の上、患者様に選んでいただきます。そして選んだ素材によってより適合のよい削り方があるのです。より良い知識と技術をご提供したい。だからこそ「保険希望」の方にも「本当に保険でいいのか?」を素材のメリットデメリットをご説明し、ご納得いただいてから再度選んで頂きたい。「後悔のない人工歯を選んでいただきたい」と思っています。

過去の保険適用で一般的な「歯の詰め物」:水銀アマルガム(銀の詰め物)
素材 50%と高濃度な水銀と銀・スズ・銅・亜鉛などで構成されている合金
メリット 加工が容易 殺菌性が長けており、安定した合金とされている
特徴 口腔内で劣化し、腐食しやすい傾向がある
問題点 アマルガム中の水銀は絶えず蒸発していること
水銀の沸騰温度は25°C
詰めてすぐと除去時の水銀の蒸散放出量:20~30μg
そのタイミング以外:1日平均1~10μg
他に、物を噛む際など摩擦が生じた時にもその熱で水銀を含んだ蒸気を発生するともいわれている
示唆されること 次第に分解され、水銀の粒子や水銀の蒸気が体内に流出、自覚のないままに吸収され、腎臓、肝臓、脳などに蓄積される可能性が示唆されている
アマルガムの
腐食の理由
唾液が電解液として作用
果物・野菜・コーヒー・お茶などを要因とする「酸」による化学反応

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歯冠補綴(しかんほてつ)かぶせる治療

歯冠補綴とは歯冠補綴
う蝕(むし歯)や、歯の破折(はせつ)によって、咬み合わせ部分が大きく失われた歯を補うために、歯の形を整え、かぶせ物をすること、またそのかぶせ物を支える歯根の補強を行うことを、歯冠補綴(しかんほてつ)といいます。歯冠補綴の場合、歯髄が失われ、本体の弱っている歯が多いことが特徴として挙げられます。歯冠修復と比べて、より高度な咬み合わせの診断を駆使しながら、歯の形の全体像をデザインし、デザインした通りに歯の形を削り、歯の型を採り、技工作業でその型に合った材料を用いて補綴物を作ります。出来上がった補綴物と歯は、歯質との接着性の高い材料を使って接着させます。補綴物が咬み合わせ面に限られているタイプものを「インレー」、歯全体を覆うタイプのものを「クラウン(冠)」と呼び、補綴する部分の大きさで2種類に分類。クラウンについて用いられる材料で分類し、説明します。

当院で使用する主な材料

金属鋳造冠(きんぞくちゅうぞうかん)
金属鋳造冠
金属鋳造冠
金属鋳造冠
金属鋳造冠 断面

金属で鋳造した補綴物は、とても丈夫で、壊れにくい特徴があることから、歯冠補綴の素材として極めて優れていると言えます。また、加工がしやすく、咬み合わせの微妙な調整も、ほかの補綴物に比べると、随分しやすくなっています。800〜900Mpaという天然歯の倍ほどの硬さを持っているため、噛んだ振動が歯に伝わり、歯根への負荷がかかることがあります。また、その比重の大きさによって、歯を支えている歯根膜に重さがかかり、歯根膜が痛みやすいといったマイナス面も挙げられます。ごくまれに、金属アレルギーの原因になることもありますので、気をつけて設計をしていく必要のある素材でもあります。金属の色がそのまま出るので、お口を開けたときにキラリと光るのが気になるという声も聞かれます。経年による金属の溶け出しによる歯ぐきや歯の変色の可能性もあります。審美性が求められる前歯や犬歯、小臼歯には用いません。
保険診療 金パラジウム銀合金(保証期間2年、インレーは保険期間なし)
※料金等はお問い合わせください

硬質レジン前装鋳造冠
硬質レジン前装鋳造冠
硬質レジン前装鋳造冠
硬質レジン前装鋳造冠
硬質レジン前装鋳造冠 断面

硬質レジン前装鋳造冠は、金属をベースに、硬質レジンという白いプラスチックを表面に接着することで、強さと審美性の両方を兼ね備えたものになっています。保険適用のものですが、金属の種類や治療の部位などによって適用条件が限られていますので、保険のきまりで装着できない場合もあります。
保険診療  金パラジウム銀合金 前歯、犬歯のみ(保証期間2年)
保険外診療 クラウン(冠)
※料金等はお問い合わせください

硬質レジンジャケット冠
硬質レジンジャケット冠
硬質レジンジャケット冠
硬質レジンジャケット冠
硬質レジンジャケット冠 断面

金属をベースに用いないで、その素材だけで補綴する冠が作られているものを、「ジャケット冠」と呼びます。硬質レジンというのは、MMA(メチルメタクリレート)に金属微粒粉末であるフィラーをカップリングすることにより、強度を向上させた有機系築造材料です。わかりやすく言えば、金属の粉が入っているプラスチック。異なった色調を何層も重ね合わせることにより、より自然な歯に近い質感を再現することができます。強さは金属より劣ります(100Mpa)、審美性の高さやそれ自体の軽さ、また保険適用によるコストパフォーマンスの高さがあり、費用をかけずに金属を避けたい、消耗や変色は気にしないという患者さまが選択されることが多いです。白い歯がまた、コンポジットレジンとの接着性があるので、装着後の咬み合わせの調整を容易に行うことができます。保険適用には大臼歯は含まれず、前歯、犬歯、小臼歯に限られます。硬質レジンジャケット冠は大臼歯の咬合力に耐えられるほどの強度はなく、もし使用する場合でも、歯周病などで強い咬合力を与えてはいけない歯のみに限定されています。
保険診療(保証期間2年)/保険外診療  クラウン(冠)
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CAD-CAMジャケット冠
CAD-CAMジャケット冠
CAD-CAMジャケット冠
CAD-CAMジャケット冠
CAD-CAMジャケット 断面

HYBRIDコンピュータを用いて機械や部品の設計・製図を行う「CAD-CAM(キャドキャム)」で歯の形に削り出して作製します。硬質レジンジャケット冠に比べて、しなやかで強度が高いことが特徴です。(120Mpa)また、コンポジットレジンとの接着性があるので、装着後の咬み合わせの調整を容易に行うことができます。弾性が強いため、歯との接着が弱いことから、特殊な強力接着剤を用いて接着をします。

ハイブリッドセラミック冠
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミック インレー窩洞形成
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミック インレー

ハイブリッドセラミックに使われているのは、セラミックとMFR(マイクロフィラーレジン)を混合した築造素材です。セラミックの強度とレジン(プラスチック)のしなやかさを併せ持っていることが特徴。(100〜200Mpa)松風社の「セラマージュ」、クラレ社の「エステニアC&B」などまた、コンポジットレジンとの接着性があるので、装着後の咬み合わせの調整を容易に行うことができます。

ジルコニアジャケット冠
ジルコニアジャケット冠
ジルコニアジャケット冠
ジルコニアジャケット冠
ジルコニアジャケット冠 断面

ジルコニアは、二酸化ジルコニウムが主成分のセラミックの一種。金属と同等の強度(900Mpa)にもかかわらず、金属に勝る審美性を持ち合わせているのが特徴です。コンピュータを用いて機械や部品の設計・製図を行う「CAD-CAM(キャドキャム)」で、ブロック状のものを歯の形に削り出したものを使用。材料には、デンツプライ社の「セルコン」を使います。現段階では、ジルコニア単体は白いのですが、透明感はなく、そのままの状態では歯の質感を再現することが難しいので、表面に「IPS e.max セラム」というセラミックを築造します。「高透光性ジルコニア」という、単体でも質感の高い製品が開発されたため、強度の面からも審美性も面からも、最高の歯冠素材といえます。
保険外診療 クラウン(冠)(保証期間4年)
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オールセラミックジャケット冠
オールセラミックジャケット冠
オールセラミックジャケット冠
オールセラミックジャケット冠
オールセラミックジャケット冠 断面

オールセラミックジャケット冠に使用しているものは、イボクラール・ビバデント社が開発した「IPS e.max プレス」というセラミックですが、これは、極めて高い審美性が特徴です。「IPS e.max プレス」は、二ケイ酸リチウムガラスセラミックスのインゴット(かたまり)で、コンピュータを用いて機械や部品の設計・製図を行う「CAD-CAM(キャドキャム)」を用いて歯の形に削り出します。この方法で作製したものは、従来のセラミックを築造する方法で作製したものに比べて、強度がかなり高くなります。(400Mpa)
保険外診療 大臼歯(保証期間4年)※料金等はお問い合わせください

コア築造

歯の崩壊が激しく、残った歯質だけでは補綴物が維持できない場合に、コアーという土台で歯質を補強してから、補綴物を作製することがあります。比較的軽度な場合は、セメントを充填しますが、歯根まで補強が必要な場合は、歯型を採ってポストコアーという棒状の補強物を作り、歯に接着して補強します。

メタルコア
メタルコア
メタルコア
メタルコア
メタルコア断面

保険適用の素材、GC社の「キャスティングシルバー」。レアメタルの一種である「インジウム」を20%も配合し、耐変色性にすぐれ、金合金並みの延性を持つインジウム系銀合金です(380Mpa程度)。
保険診療 銀合金
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レジンコア
メタルコア
レジンコア
メタルコア
レジンコア断面

樹脂(レジン)で作った土台(コア)です。金属の土台を入れると、歯根が割れて、再度治療が不可能になることもあります。強度はありませんが、保険のプラスティックの歯をご希望の方に使われます。
保険診療 レジン
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グラスファイバーコア
グラスファイバーコア
グラスファイバーコア
グラスファイバーコア
グラスファイバーコア断面

保険適用外の素材としては、グラスファイバー繊維にMMA(メチルメタクリレート)という有機材料を染み込ませた、グラスファイバーコアーを用いています。強度は金属には及びませんが、歯根への負担が少ないので、歯根破折を極力防ぐことができます。また、歯牙に近い半透明の色は、ジャケット冠と一緒に装着すると、ジャケット冠の自然な透過性を高めることができます。グラスファイバーコアーの技術が提唱された2004年から、臨床実績を積み重ねています。
保険外診療
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