ブリッジとは?
失ってしまった歯の両隣の健康な歯を削って、かぶせ物をして、橋をかけます。ブリッジは固定式のため、取り外したり装置を洗ったりする手間はかかりませんが、いくつか問題点があります。
健康な歯を削る大きなリスク
ブリッジの最大の問題点は、1ヶ所の歯の治療のために、両隣のしかも健康な歯の大部分を削らなくてはならないことです。削る治療は、むし歯をつくる大きな原因でもあります。 もちろん入れ歯と同様に、両隣の歯が過重負荷のもとブリッジを支えるため、健康なこれらの歯の寿命は、ますます縮まります。この他、ブリッジ下部の歯槽骨の減少に伴い、噛み合わせも悪くなります。インプラントなら当院のセラミック専門の歯科技工士があなたの歯をお作りします。噛み合わせも元の歯と同じような感覚に戻ります。
ブリッジが出来ない症例
一番奥の歯がない場合は、ブリッジができません(ブリッジは両隣の歯で支えるため、支える歯がないと不可能)。また、3本分を連続で補うことはできるのですが、5本からは支える歯に負担が大きすぎるのでできません。
衛生管理上の弊害
固定式のブリッジは、ブリッジと歯肉の間にできた隙間に食べ物が溜まりやすくなり、むし歯だけでなく、歯周病や口臭の原因となります。
費用対効果
ブリッジは保険を適用できますが、実際は、低料金の治療費以上に"歯を削るリスク"の方が大きく、支える歯の周囲を削ってかぶせ物をするため健康な歯を削り、その歯にも白い歯を選択した場合3本分のクラウンの費用が必要になります。もしもこの選択によって、本来健康なはずの両隣りの歯を失ってしまった場合、結果として、より多くの治療費を支払わなければならなくなります。
入れ歯とは?
口の中は繊細にできています。入れ歯は人工の異物なので、補う歯の本数が大きくなるほど口の中に違和感を感じやすく、味は感じにくくなります。(種類によっては改善されているものもあるが価格が高価になる)。歯があるときには当たり前だった事が、入れ歯になってしまうとできなくなってしまうのが難点です。
味覚の変化と口元のハリの衰え
違和感を感じやすいだけでなく、食べ物がはさまる、痛いなどの理由で「噛む」という大切な機能が困難になり、噛む力が弱まります。また、噛む力がかわるため、味の変化を感じるようになります。自分の歯よりも噛む力が弱くなるため、特に総入れ歯は口元にハリがなくなり、急に老け感覚がします。
毎日のお手入れのわずらわしさ
食事ごとのこまめな洗浄が必要で、洗浄性の悪い部分は口臭の原因になります。匂いもきつくなりやすいです。また、ブリッジのような固定式ではなく取り外し式なので、外しているときを人に見られるのが恥ずかしい人もいるようです。インプラントなら見た目だけでなく手入れも自分の歯と変わりません。
他の健康な歯への悪影響
部分入れ歯の場合、留め金は、見た目を損なうだけでなく、両隣の健康な歯を傷つけます。同時に、両隣りの歯が入れ歯を支えるため、バネをかけられている歯(支えの歯)は長時間上下左右の揺れや力を加えられ続けるため、歯への負担が大きく、大事な健康な歯の寿命を縮めてしまいます。 また、歯を失った下部周辺の歯槽骨が減少してしまうため、健康に生えている本来の歯の位置(=噛み合わせ)や発語も乱れてしまいます。 つまり、"部分入れ歯がさらなる入れ歯を生み、気づけば総入れ歯になっていた"。こうした例は決して珍しくはありません。
費用対効果
入れ歯は保険内診療ですが、"食の愉しみの制限・食事時の痛みやわずらわしさ・他の健康な歯への影響"を考慮した場合、必ずしも費用対効果に優れているとはいえません。インプラントは保険外診療ですが、半永久的に利用でき、自然で透明感の高いセラミックの他、硬質プラスチックや親和性の高い貴金属など、ご予算に応じて素材を選択できるのが魅力です。